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「マーケット感覚を身につけよう」を読んで改めて、コンビニのマーケットを考えてみました。

ちきりんさんの、「マーケット感覚を身につけよう!」を読んで

マーケット感覚に対しての敷居が低くなった


「マーケット」というと、特別な知識みたいな専門性が必要な感じですが、もはやそんなイメージを払拭してくれるような内容でした。

今回は、コンビニを例にしてみます。

コンビニのマーケットはもはや飽和状態?本当でしょうか?

ドミナント戦略であちこちにコンビニがああります。

ドラッグストアでもコンビニに売っている同じ商品がほぼ半額程度で売られていることもあります。

もはや、価格という土俵で戦ってももはや勝ち目はありません。

しかしながら、現場で感じるコンビニにおけるマーケットとは

①高齢化社会に対応する買い物場所
②休憩できる場所
③24時間生活インフラを最低限確保できる場所

この3つの観点から見ていくことにします。

①高齢化社会に対応する買い物場所

当店の常連さんも高齢者のお客さんが多いです。

一人暮らしをされている方も多いようで、ある程度クオリティーが高く、温めるだけでできる惣菜や、お弁当おにぎりなどを買うことは、今後も増えてくるでしょうし、そんなニーズに答えた商品も開発されています。

このコロナ化で、特に夜時間帯の売り上げも伸びていますが、それは、客数よりも客単価が上がっているからです。

その上がってる要因として、惣菜などを買う点数が増えていること、それを牽引しているのが、高齢者の常連さんであること。

もちろん、それ以外にも要因がありますが、この部分のニーズは高いと思います。

②休憩できる場所

地方のコンビニは兎角、駐車場が広く取られています。

最近は、大型トラックOKみたいな看板も国道沿いのコンビニでは、まさに、

長時間駐車オッケーと言ったとところでしょうか。

反面、ドラッグストアーなどは、駐車場はひっきりなしに狭く感じるとこも多く、大型トラックなどは止めようがありません。

先ほどは、高齢者ニーズについて触れましたが、大型トラック運転手さんのニーズも出て来ること狙って、これから出店すると多大なメリットも得られるでしょう。

今や、ネット通販全盛で、トラック輸送需要が増えていることからも、ますますこの駐車場の広さのニーズも今後増えると言っても過言ではありません。

日々メルカリで受け付ける荷物もあり、24時間受付できます。

それを考えると、直接的なニーズに結びつく可能性があると言えます。

③24時間生活インフラを最低限確保できる場所。

これこそまさにコンビニの最大の運営メリットだったのですが、今は、ドラッグストアー、大手スーパーも24時間営業に踏み出しています。

単に、24時間営業するだけでは、もはやコンビニのメリットも薄くなってきました。

そんな中で、最大のインフラを確保するという意味では、

24時間稼働するATM

セブン銀行の優秀さについて、長々と書くのは割愛しますが、

海外送金も出来て、備え付け電話では外国人オペレーターも対応可能です。

もはや、日本の銀行窓口のスペックを超えている、とまで言われていますが、当初はセブン銀行を設置しよう!と提案した現セブン鈴木敏文会長は大反対をくらったそうです。

それでも、必ず必要になるということで、満を持して展開。

今ではATM設置が当たり前ですが、これが最大インフラの証拠の一つです。

食材の確保などもありますが、24時間お金をなんらかの形で確保できると言うのは最大のメリットであり、コンビニのマーケットを支える意味では、非常に大きなポジションを占めていると言えます。

いかがでしょうか。

これは、あくまでもいつも現場からも感じている主観も入っています。

意外と、こんな風に改めて視点を整理するのも、新鮮な気持ちになり、おすすめです。

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