無題

死なない様にやりましょう。

こんにちわ、将棋指導棋士で映像プロデューサー等もしている田中誠です。

普段は雑誌のコラム等でも将棋の事しか書いておりませんが、      今日は、田中が所属しているオンラインサロン田端大学の課題について語ります。 今月の課題図書は『はじめての課長の教科書』


田端大学にしては、1~2時間で読めて読みやすく入り口としてオススメの本かもしれません。                          さて皆様、課長になった事はありますでしょうか?           本書の中で、出てきた課長の条件は以下のようなものになります。

1.予算管理の実質的な責任を持つ
2.経営者と直接仕事の話ができる
3.法的に管理職として認知される
4.課長は部下の業績や能力を評価すること (人事査定を行うこと )が正式に認められている

思っていたのと少し違いました、小さな会社にしか所属した事のない自分の印象で言うと、課長は予算を決めて、企画を承認し、稟議を出し、訳の判らない修正を食らって、その修正をまんま下ろす中間管理職と言うイメージでしたが、今思うと、どう直すのかだけは指示して欲しかったし、本社から間違った指示が来た時は、受け入れず交渉すれば時間短縮になるのにと思っておりました。        

自分は映像やイベントのプロデューサーとして予算の権限まで持って、経営者と直接仕事したので、1.2は経験したけど、3.4.が無かったなー     ちょっと歪ですが、今月のテーマは、第2章で紹介されている「課長の8つの基本スキル」を元にした経験を語る。との事なので、一番使った人数が多かったイベント「3月のライオンこども将棋大会」のイベントプロデューサーを担当した時の経験について書いて行きます。     

 コチラは、田中が監修をさせていただいている漫画を売り出す為に、J:COMに営業しスポンサーになって貰いイベント化した物で、参加者は小・中学生のみ、毎年5-8会場で、1500-2000人ほどの子供が参加する中規模な将棋イベント使用スタッフは100人程となります。            地方で開催する為、スタッフは現地調達が必須、その上コストを抑える為に、イベント運営が素人でも、将棋の審判が出来る事が条件とした為、全日本学生将棋連盟に協力とスタッフ提供を依頼。 連盟のイベントに毎年協賛と、少しだけ色つけたバイト代で快諾。

各地1-2日の短いイベントですが、プロデューサーとして心がけた行動を8つのスキルに当てはめて記してみます。     

1.部下を守り安心させる。                      1.問題が会った時は田中の責任だから、気楽にやる様、何度も伝える。  2.指示を聞いたスタッフが悩まないで良いように明確に指示を出す。   3.携帯とメールを全員と共有し、何時でも連絡出来る様にする。     4.普通のバイトよりも良い金額を出す。                5.飯や飲み物など補給を充実させる。                 6.自分はがフリーで何時でもサポートに行ける体制を作っておく。    7.必要な仕事を明確に進行台本に落とし込み、追加業務が発生した時の担当を決めておく。                           8.事前に現場に行って、顔を見せて疑問を吸い上げておく。       9.「将棋のスタッフは礼儀正しい」と言うブランディングで挑み、学校の先生方に、許可を貰いやすくした。                   10.「大丈夫、ダイジョブ」と呪文の様に声掛けする。


2.部下をほめ方向性を明確に伝える。                 【行動】1.スタッフとして参加していただける事の感謝を繰り返し伝える 2.子供時代にイベント参加した子が多かったので、作る側になった事がいかに良い事かをと、子供達向けのイベントを運営する側の楽しさを繰り返し伝えて洗脳する。                           3.できるだけ楽しそうに仕事して、君達と一緒の仕事だから楽しいのだとアピールする

3.部下を叱り変化をうながす                     実は怒るのが苦手です、遅刻した人に注意はしたが・・・彼らのその後の事を考えたら、もっとしっかり怒っておくんだったと後悔はあります。

4.現場を観察し次を予測する                     トラブルは絶対に起こる物、埋める事と埋める為のコストと力(予算)の用意が重要と思って準備していたが、それでも考えつかないミスは山程あった。 

5.ストレスを適度な状態にする                    イベントが短期だった為に、スタッフにストレスは掛けない事を最大限意識した。 (モンペ系が来た時は全部引き取った。)


6.部下をコーチングし答えを引き出す                 やはり地方によってやり方に違いがあった為に、地元のスタッフの意見を聞く事を心がけて、主張して貰った事は出来る

7.楽しく没頭できるように仕事をアレンジする             継続開催のイベントの為、終わる度に飲み会で相談し次回へ生かす。 毎年少しずづ人が入れ替わってもノウハウが蓄積されてイベント運営が改善されていくのは快感です。

8.オフサイトミーティングでチームの結束力を高める          無かったなー スタッフが東京に来た時連絡くれて就活相談にのったぐらいかな?           


色々な仕事をやって来ましたが、100人単位の人に指示出した事は初めてのイベントでした。 

初回等は手探りな部分も多かった為、本当に厳しいイベントでしたが「大丈夫イベントはほっといても夜には終わる」「死ななき問題無い」「死なない様にやりましょう。」と繰り返し伝えた事で、現場に笑いがおりて来て、スタッフのモチベーション高く業務に向かっていただけた事が成功要因だったと分析します。

イベント開始後、5年ぐらいしたころ、当時スタッフだった子から「田中さんの影響で子供向けの将棋教室初めました!」だとか「中国に留学した時に将棋で交流してきました!」だとかの報告が来て、当時言った事は何も確証無く口から出まかせだったと言いだせなくなったのは秘密です。

人が生きている限り、人との付き合いは必ず向き合わなければならない技術です、課題本を読んだ方は、少しずつで良いので、吸収し実践してみては如何でしょうか?

この本を読んでまたサラリーマンをやってみたくなりました。      ご精読ありがとうございました。

当時、追い詰められた当時永遠と聞いてた曲「生き残りたい、生き残りたい、まだ生きていたくーなるー」https://www.youtube.com/watch?v=9rZ-o94Aw3s

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