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8/16 その区分け無くしてもいいかもね(総合と専業)

今日何気なく以下のようなツイートをしたら同業の方から「どんな感じで不味いのか知りたいです」とのレスを頂戴した。

そして、それに対して以下のような回答しました。

自分で書いてて「総合代理店」とか「ネット専業」とか書いてて若干気持ち悪くなったのですが、こういう分類を始めるとどっちが上とか、あいつらは何も分かってないとか、そういう終わりの無い泥仕合にしか行きつきません。

私の営業新人時代

総合の営業は~とか書いた私ですが、以前はそれはそれは大変でした。CD(クリエイティブ・ディレクター)の確認を取らずにクライアントの修正指示をAD(アート・ディレクター)に伝えて怒鳴られたり、出版社と修正指示の件で大揉めの泥試合をしてしまったり、今はそういった失敗があったからこその学びがあったと前向きに思えますが、当時は怒られるは怒鳴られるはで、それはそれは参ってしまいそうな新人時代でした。いわゆる代理店の所作というものをイチから叩き込んでもらったのがその時です。

総合代理店とネット専業代理店

文化が違えば考え方も動き方も異なるのは当然で、単に知らなかったというだけのことは往々にしてあります。知らないからといって、知らないあいつは優秀ではない、そう決めつけてしまうのは乱暴すぎます。ゆえに、文化や経験に起因する違いが表面化したのであれば、そこは丁寧に説明し理解してもらう必要がある訳です。

丁寧に説明しても尚その人の行動が変わらないのであれば、それは問題だと言えるかもしれない。単にポリシーで変えたくないのか、理解していないために変えられないのか、「変えたくない」と「変えられない」は大きく違います。

前者は本人の意思が変わらない限り変わりませんが、後者は何らかのサポートがあれば変わる可能性があります。ただ、その見極めは非常に難しい。そこまで深く話をできない場合、どっちなのか分かりません。

それぞれの強み弱み

大手総合代理店はネット専業代理店を傘下に収めて一部の機能にした訳ですが、「ネットに詳しい=ネット専業」、「クリエイティブに強い=総合代理店」という構図では説明しきれない状況が現在です。〇〇だから~なんて単純化はできないのであり、総合代理店の営業だからネット専業より良いということも言えなければ、逆もまた然りです。

個人商店の強み

ただ、これは総合代理店の大きな強みであろうと思うことが1点あります。

それはビジネス(企画というのが正しいかもしれない)を作っていく力です。我々はよく良い意味でも悪い意味でも個人商店と言われます。会社というフィールドやリソースを勝手に使ってビジネスを作っていく人たちが多いからでしょう。

色々な業界や職種の人に会うし、エンタメにも非常に近い業界なので、面白いことはいくらでも探せる環境にあることが他社に対する優位性といえます。

しかし、もはや所属する会社で仕事を語るのはナンセンスです。副業が解禁される会社も徐々に増えてきているようだし、会社だけに依存しない働き方というのが可能性的にはできる世の中になりつつあります。

広告代理店の人たちが副業解禁されたら、それこそ色々なところで面白いことを考えプロデューサーとして活躍できるだろうに忙し過ぎて無理なんだろうな。

なんかもったいない気がするよ。


もしサポート頂けることがあれば、それは金額の多寡というより、そのお気持ちが私に多大なる自信を与えてくれます。それに感謝致します。