6/24 コネ"も"実力

画像は葉脈。話題は人脈。すみません。。。

コネクション(通称コネ)というのは印象が良くない。

コネ入社、コネ受注。

「何の苦労もせずにいいよなぁ、あいつは」という風に陰口を叩かれ、努力の欠片も認められず、フェアな評価が得られることはない。 実際に何の苦労もせずに易々と成果を上げている人もいるだろうが、大物政治家や超名門同族企業のご子息(ご息女)でもなければ、恩恵を得ることはないだろう。

普通に働いている人たちがコネの威力を発揮するとき、 それはその人の努力による成果であると認めてあげるべきだと思う。

コネといったって、単に名刺交換をしただけでそれが”コネ”と呼べるものにならないことは、大人であれば容易に想像がつくだろう。(何よりコネという名前が良くない。もっと、細分化してどんな経緯で手に入れた関係なのかをしっかり明示するべきだ)

友人ツテなのか、はたまたセミナーやイベントで知り合ったのか、入りは簡単な出会いだったはずだが、そこからコネと呼べる状態まで関係を磨きあげたのである(きっと)。仕事の相談や依頼を重ね、会う話す頻度を増やしていく、個人として認知されるまで継続する。そして、単なる知り合いから「こいつは仕事ができる」という個人としての認知、評価が得られる。そういった努力が裏にあるはずなのである。

ダメな人が勘繰ってしまうような「何か弱みを握ってるんでは?」「接待漬けにしてるんでは?」というようなことではない。(中にはあるかもしれないが)

そして何より、コネを発動するというのは思いのほか覚悟がいるのである。

先にも述べたとおり、「この人と仕事をして良かった」と相手に思わせなければ次は無いのである。毎回がオーディションのような気分であり、何度も何度もオーディションに合格して認められていくうちに、「この人の依頼なら間違いない」と名前だけで仕事ができるようになるのではなかろうか?

よく言われるのが、超大手企業の社員の時は色んな会社が電話1つで仕事のパートナーになってくれていたけど、会社が変わった/独立した途端に仕事を受けてきれなくなった。

当然だろぉがぁぁ!!お前じゃなく会社と仕事しとったんじゃ!

ということな訳です。個人としては認識されていなかった訳です。

昨日も書きましたが、大転職時代が訪れ、新卒は入社した途端に転職サイトに登録する時代。

どれだけ会社を変えても構わないと思うけど、会社で関わる人たちに「個人」として認識され、関係を「コネ」と呼べるレベルまで昇華しておくことで初めて、転職後にも自分を相手にしてくれる人間関係が出来上がるのである。

単に同じ会社、同じ部署だったからといって連絡しても、軽く無視されることがオチだろう。

人生100年時代!会社に依存せずに個人として長く働き続けるためには、コネを持っている人を僻まず、僻んでいる暇があったらそれこそ多くの人に会って「コネクション」を増やしておいた方がよい。(だからって異業種交流会行きまくるとか止めてね)


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