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5/13 俺たちどうやってサバイヴする?

一般人が自分をコンテンツ化し、SNSや各種メディアを活用することで収入を得られる時代。既に自らをブランドとして確立している彼らがいよいよ動きだしたようである。というより、彼らの動きが一般人の目に触れるところにまで来たということかもしれない。

これを考えるキッカケになったのは「山田孝之氏」に関するNewspicksの記事である。

一般人がちょっとテレビに出たり、本を書いたり、ネットで有名になったりしてインフルエンサーとして持て囃され、Twitterのフォロワーが増えた、noteの有料課金が上手く行っていった、なんて言ったとしても普段からテレビや雑誌や映画、様々なコンテンツに登場して露出している芸能人には数万倍劣る。

ギャラ以外で稼げる芸能人はこれまでにもいた

今回の記事では山田孝之氏が注目されているが、これまでにも多くのタレントや芸能人が出演者という枠を飛び越えギャラ商売から抜け出した事例はたくさんある。

柴咲コウ
IT企業を設立したという噂だが実態は分からない。しかし、そのチャレンジ精神は見事だと思う。

伊勢谷友介
東日本大震災に際して「元気玉プロジェクト」という復興支援施策を主導。プロジェクトの一環として、福島の原発事故で卒園式・卒業式を実施できなかった子供たちに改めて式を企画などを行っている。

ヒロミ
芸能事務所や加圧トレーニングジムの経営などを行ってる。サイバーエージェントの藤田氏など経済界との結びつきも強い。

あくまでこれらは一例であるが、芸能界で築いたブランドを活用してビジネスでも成功している人は多い。元サッカー日本代表の中田英寿や元相撲取りがちゃんこ屋を開業するなど、スポーツ選手のセカンドキャリアも同様だ。

更には、俳優の小栗旬が労働組合を結成しようと動き始めているらしいが、芸能界にも変革の兆しか?

これまで、タレントやスポーツ選手はタレントマネジメント事務所に所属し活動を行ってきたが、芸能事務所は現在起こっているようなタレントが自分の持てる能力を最大限活用し、俳優(女優)業以外に取り組みたい、自分を新しくブランティング(コンテンツ化)していきたいと言われたら対応できるだろうか?

タレントがいきなり「タピオカ屋をやりたい!」と言ってきたら?
俳優が「副業としてAIを開発する企業で働きたい」と言ってきたら?
お笑い芸人が「小説で芥川賞取っちゃったんですけど」と言ってきたら?

記事の中で山田孝之氏が言及しているように、


「『俳優以外はやれないだろう』と思っている後輩たちの中に、本当は他にもやりたいことをやれる人間がすごくいっぱいいるだろうなと、ふと気づいたんです」

ごく普通のサラリーマンが副業で本業以外のプロジェクトに参加したり、フリーランスのような生き方が徐々に確立されてきていたり、一般人の生き方が結構多様化している中、芸能界だけが変わらないなんてことは無いはずだ。

そして芸能界のような生き馬の目を抜くような環境で心身を削りながら成功してきた彼らが、我々と同じ世界で勝負して何も出来ない訳なんて無い。

我々一般ピーポーからしたら、それはAIが人間の仕事を奪うかもしれないように、新規参入するかもしれない芸能界出のプレーヤーに仕事を奪われるかもしれない。まぁ、そんなゼロサムな世界では無いから、新しい産業を興してくれる可能性だってある。

こういう時、いつだって変われないのは組織の側だ。
芸能事務所自身も変わっていかないと、有望な若手タレントは独立して自己マネジメントを始めるのではないかと思う。


テレビの中の人が、中の人で終わらない時代が既に来ているということを考えると、何度も申し訳ないけど、平凡な一般サラリーマンは、まじ何やってサバイヴしていくのよ?と本当に本当に怖い時代が来てしまうのではないかと思ってしまう訳です。


本日の報告は以上です。


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