抽象化

8/30 抽象化のススメ

良くも悪くも目立ってしまう「はあちゅう氏」

今朝こんなツイートを拝見しました。

夢を叶えている人たちは”自分への取材”がしっかりとできている人たち。有名人のように外部から取材される機会が無いのであれば、自分で自分を取材すればいい。

まさにその通り。

実は私も以前試しにやっていました。

疑似インタビューってやってみると思いの外面白いのです。

内省、自分との向き合いって日常的にごく自然とやっていると思うのですが、それを意識的に行い且つ言語化する。この言語化というのがポイントだと思います。

言語化すること≒抽象化すること

我々は毎日、自分に起きたことを言語化しています。特にTwitterやFacebookをやっている人は特に。ただ、それは日常の個別具体的な事柄を発信しているだけであって、抽象化するには至っていません。

例えば日々の仕事に当てはめて考えてみます。
クライアントと打ち合わせしたとしましょう。クライアントは自社の商品やサービスについて起きていることを具体的に話してくれます。数字などのデータを用いたりして。しかし、聞いた内容をそのまま社内のスタッフに話しても「??」という感じで、「具体的に何して欲しいの?」と言われてしまいます。

だから我々は無意識的に、クライアントから聞いた情報を一旦抽象化し(クライアントの言いたいことってこういう事だよね)、それを再度具体化して人に伝える(クライアントはこれをして欲しいと言っています)という作業をしているはずです。

これは重版が決まった前田裕二さんの「メモの魔力」でも言及されていることで、やっている人というのは日常から意識的に実施しているということなのでしょう。(慣れれば無意識的に行えるのかも)

マゾヒスティックでありストイック

はあちゅう氏の文章のなかで「エントリーシートを書く時の苦しみ」が言及されていましたが、自分と向き合い続けるというのはやはり苦痛を伴うことなんだと思います。職業作家はそれを生業にしているので毎日、しかも高度なレベルで実行しているというのは想像を絶する苦しみなのではないかと、あくまで想像ですが。。。

そう考えると作家然り、世の中的に成功していると思われている人は、マゾヒスティックとは言いませんが苦しいことも厭わず実行できるストイックな方であるに違いありません。

友人と話しているとき、稀に起きたこと(事実)と感じたこと(感情)をごっちゃにしてバーーッと話してくる人がいますが、話を整理して「それってつまりこういうこと?」と抽象化したり、要約してしまう癖があって。それを感謝されることもあれば、「なんだウゼーな」とか「ただ話を聞いて欲しいだけなのに」と嫌がられることもあって、人によりけりだなぁと思っている次第です。



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