6/12 恐怖訴求好きねぇ。

まぁまぁの仕事ぶりの人は辞めてもらう

この記事を読んでギクっとした人多いんではないでしょうか?
私は非常にギクッとしました。脅かすなよと。

たとえばスタッフは、「私が辞めると言ったら、どのくらい一生懸命私を引き留めてくれますか」と、上司に直接聞いてみることを奨励されています。
ある意味で究極の質問ですね。私は「キーパーテスト(会社に引き留めておくべき人を見極めるテスト)」と呼んでいます。(本文より)

どれくらい、上司に聞ける人がいますかね?
同時に、どれくらい部下にこの内容を聞かれて正直に答えられるでしょうか?仮に部下が上司に聞いたとして、いかにも起こりそうな感じですが部下に気を遣って本心でないことを言ってしまう、なんてことが起きたらそれは意味が無い。

多くの方がコメントで「共感します。しかし日本では・・・」と書いているのが印象的で、その通りと思う。本文に書かれていましたが、「私たちはチームであってファミリーではない」ということが会社全体で共有されていないと、そもそもこういった会話が意味を成さないということになってしまいます。

思えば昭和~平成はじめ頃までは家族経営万歳、つまりは、家族は一生面倒みるよ(=終身雇用)でしたが、私も父親の会社の運動会とか連れてってもらったことを思い出しますよ。

でも、先のトヨタ社長が「終身雇用難しい」と発言したことが注目されたようにもはや(疑似)家族とか言ってる場合じゃなく、本当の家族を守りきるために必死にならないといけない状況で、他人と家族ごっこしてる場合じゃないと気付いてたけど、口に出さなかったことを敢えて口にするようになった訳ですね。


話題の「2,000万問題」だって、「年金頼ろうと思ってたのに聞いてた話とちげーじゃねーかよ」、とまさに親の脛を齧ろうとしていた子供かのごとく多くの国民が騒いでいるのも、国家を疑似家族として自分はあくまで護られる立場という一心で泣き叫ぶ赤子だと勘違いしていたのではないだろうか。

別に橋本さん好きではありませんが、「だったら、その政治をあなたが変えなさいよ!」と言われると、「ぐぬぬ・・」と言って押し黙ってしまう。それが我々なのです。

Newspicks読者には意識高い系だか意識だけ高い系が多くて、「国に頼らず自分で生きていくんだよ!キリッ」という人が多いけど、まぁ当てにならん。

海外にはこの会社いいね!という事例が沢山あって、我々は指をくわえて「何で日本にはこういう会社生まれないんだろうねぇ」と日本のBest&Brightestが話し合っているのを思うと、やはり国や会社に頼るべきところは頼り、あとは自分の足で立って生きていかねばと強く思わせるのであった。

こうやって、人は強くなっていくんだ。きっと。

もしサポート頂けることがあれば、それは金額の多寡というより、そのお気持ちが私に多大なる自信を与えてくれます。それに感謝致します。