それは法華経であった

なーむーくーおんじつじょうだいおんきょーしゅーしゃかむにせーそーん。と、ここまでは覚えている。ガキの頃に母方のばあちゃんに教わったのだ。長じてググッてみたらばこれ、法華経なのね。日蓮宗だったかー。父方は浄土真宗なんだが。

その母方のばあちゃん、いま入退院を繰り返しておって、ここまでで寝たきり歴五年とかなんですけどね、親戚一同覚悟しているという段階です。なんかあったらちょっと駆けつけなければならん。

中国のことわざに、長患いに親孝行はいない、といいます。読んで字のごとく、長く臥せっている親に対しては孝行ができぬものだ的な意味。まんまですよ。母方の事情このまんま。人間が出る。本性とまではいわんけどね。嫌がるのも悲しむのも本性だろうから。

ばあちゃんが元気だった折、朝な夕なに仏壇前で唱えられた法華経は何十年分の祈りとなってですね、ちょっとスピった話だとそういう念仏の功徳は家族やら一族やらに回ってくることが普通にあるそうで。不思議ですな。俺の左手の仏眼相とかそのせいかもしれんしなー。大仏が踊る夢も見るしなー。

まあぼちぼちいきましょう。

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