【コラムvol.5】断面的で不確かな好き。
人を好きになるということは、
その人の『今』が好きということだ。
その人の『今』が好きだから、
辻褄を合わせるように『過去』も好きになろうとする。
もちろん『未来』も好きになろうとする。
好きになった人が、
どんな人であろうとも
『今』という断面を見せつけられている。
『今』という断面は、『過去も未来』も辻褄を合わせる。
好きになった人の『今』に惹かれてしまい、愛してまうと、
その人が『過去』に罪を犯していても、好きだろう。
『今』が好きな状態から見える『未来』の景色は最高であろう。
好きな人の『今』という断面を見せつけられると、過去も未来も好きになる。
しかしこの『今』という断面ばかり見すぎると、『今、好き』という思いが消えた瞬間に、我に帰る。
うらしま太郎のようだ。
何が言いたいのかというと、人は自分の意見や思想に『一過性』を求める。
1つウソをついたら、ウソの辻褄を合わせるために、もう1つウソをつく。
恋も同じようなものなのかもしれない。
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