大学生から約10年の間。スキンケアは超シンプル、というか雑だった。愛用商品はハトムギ化粧水とニベア。夏はハトムギのみ。薬局で500円程度で買った洗顔料で顔をゴシゴシ洗い、タオルで顔をゴシゴシ拭いて、化粧水を顔に乗せて乾くのを待つ。

・・・雑。元々肌は強い方というのと、肌を綺麗にしたいという思いもそこまでなくファンデーションでカバーすればいいだろうという考えから、粗雑なスキンケアのまま20代のほとんどを過ごしてしまった。

中高校生の時は、スキンケアにこだわっていた。インターネットでスキンケアの情報を隈なくリサーチしては、それを試す日々。大学入学を期に、いつの間にかあれだけ熱中していたスキンケアへの思いが急激に冷めた。

でも。

ここ2-3ヶ月、中高生当時の熱量と肩を並べる、いやそれ以上にスキンケアに熱中している。

きっかけは、妹からのプレゼント。

クラランスのダブルセーラムオイル。

20種類以上の植物由来成分が配合された、オイルｘウォーターのダブルフォーミュラのエイジングケア美容液です。
すべての肌タイプのスキンケアに対応し、最高品質のフォーミュラが素肌を優しく保湿して包み込みます。 つけた瞬間からすばやく浸透し、肌を引き締め、ハリ・弾力感のある活き活きとした表情へ。
オイルセラム(油溶性）とウォーターセラム(水溶性)を容器内部で分けているため、使うたびにフレッシュなまま肌に届きます。

※クラランス公式サイトより

これを使い始めて、肌が生き返った。

もう一度言う。

肌が生き返った。

夜につけて、毎朝鏡を見て驚く。なにこの瑞々しい肌…私の肌って、ハリがあったんや…そんなことを思うと同時に、衝撃の事実に気づく。え、もしかして今までスキンケアが適当だったから肌が綺麗ではなかったの？え、もしかして、、、、スキンケアをちゃんとしたら肌って綺麗になるの？

膝から崩れ落ちそうになった、この10年私はなにをしていたんだ。まぬけ。ぞっとする。まぬけ。。。

それからというもの、新しい化粧品、新しい手法への仮説検証を繰り返すようになった。

私は毛穴が開き、鼻の黒ずみもひどい、そして顎にニキビが出来やすい。その肌状態を踏まえ、クレンジング前の温タオル、可能な限り肌をこすらずにクレンジング、週に一度の泥パック、毎日のシートパック＆美容液＆乳液による保湿、毛穴用にピーリング。

化粧品も買い揃えた。肌が綺麗な人が使っている、かつお手頃な価格帯の化粧品を調査して、SERENDI、Kiehls、the ordinaryを買った。

見違える程、肌が綺麗になっていく。

それが楽しくて、よりスキンケアに没頭するループ。

身体の周期を踏まえたスキンケアをチョイスできるよう、毎日肌の写真を撮って、肌の調子と合う化粧品を確認している。

過去と比較すると肌が綺麗になってきたものの、とは言えまだ一般的に「肌が綺麗」だとは言い難い。鼻の黒ずみは薄くなったものの完全には無くなっていないし、毛穴も赤みもある。

課題があるからこそ、没頭できる。今後も、仮説検証を繰り返し、自分の肌にあったスキンケアを模索していきたい。