何をしても上手くいかない日

それは月に数回。(たまにない月もあるけど。)
でも、定期的にやってくる。

傘は要らないけど、地味に雨が降ってるとか、全信号でことごとく、渡ろうとした瞬間にチカチカし出すとか、軽ーい二日酔いみたいな気持ち悪さがずっと付き纏うような。

何かがものすごく悪いわけじゃないけど、何かがずっと足らないみたいな、もうとにかく、満たされなくて、どんどん負のループに嵌っていくようなそんな日。

今日がまさに、そんな日だった。
雨が上がったばっかりでジメジメしてて、お腹空いてるのに食べたいものが浮かばなくて、バスは時間通り来なくて、みたいな。

で、バスも来ないし、歩いて帰るかと帰る道すがら、何をしてもだめな日の過ごし方の正解ってなんだろうを考えてたら、腑に落ちるところがあったので、思考の整理も兼ねて。

結論、いつも通り過ごすが正解なんだろうと。
負のループから抜け出そうともがかないで、抗わず、受け入れて、ただ過ごす。それが一番いいんだろうなあと。
(最初の答えは、いつもより少しだけ丁寧に生きるだったんだけど、丁寧である必要もないかな、と。いつも通り過ごせれば充分だなって。)

ちょっとの雨でも気になるなら、周りが誰も傘を差してなくても、ひとり、傘をさせばよくて、信号が変わっちゃうなら走って渡りきらずに、早めに立ち止まって、次の青信号で渡ればいいんだって。

何を見ても、どこに行っても心が動かないなら、心が動くまで、なんてふらふらしないでちょっと休憩!って、珈琲でも紅茶でも飲みながら、なにもせずぼーっとすればいい。

何かしよう、この負のループを断ち切るには何かしないとって思うから、どんどん嵌っていくんだろうなぁって。だから、休憩するときも、珈琲でも紅茶でもいいが、よく行くお店で、いつも頼むものを頼むのがいい。新しいお店で、もの珍しいものを頼むと、こういう日はああこれじゃなかったって感じてしまう可能性が大である。
(きっと、心が、何しても今日はダメだって決めつけに入ってしまってる節もあると思うが。)

特別なことはせず、いつも通り過ごす。
それが、負のループから抜け出す一番の近道な気がした。

あと、これは完全に余談だが、こういうときこそ、ご飯はしっかり食べるに限る。『腹がすいては戦はできぬ』はあながち間違いじゃないと思っていて、お腹が空いてると判断力は鈍るし、活力は沸いてこないから食べた方がいい。心の前に、お腹を満たすのも大事なのかもしれない。

かくいう私も、夜ご飯のちゃんぽんをおなかいっぱい食べきった今、ちょっとだけ満たされた気分でいる。ちょっとだけ満たされて、よし!ってなって、どうにもならなかった負のループからは無事抜け出せたようだ。(お腹がすいていただけ説は拭いきれない。)

そんな日曜日。

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