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【図解まとめ】『ネットで女性に売る』を図解で分かりやすく要約

今回は、女性向けサービスのマーケターのバイブルである『ネットで女性に売る』を要約していきます。

『ネットで女性に売る』はこんな人にオススメ

以下のような人には是非読んで欲しい本になります。

・女性向けの商品やサービスの企画・販売・販促を担当する方(特に男性)
・ECサイトや自社サイトのマーケティングを担当する方(特に男性)
・女性向けの商品やサービスを扱うアフィリエーター(特に男性)

『ネットで女性に売る』の目次

第1章 女性が見たいもの、見たくないもの
法則1 男と女の「買い物」は違う
法則2 女の子はお姫様を夢見る
法則3 男性と女性では「現実」の認識が異なる
法則4 「衝動買い」には深い深い理由がある
法則5 女性はそもそも「悩んでいない」

第2章 シンデレラが憧れる世界をつくる
法則6 考える前の「無意識」に訴える
法則7 色の微妙な違いを認識する
法則8 写真や映像で「五感」に訴える
法則9 理想の自分は金髪の外国人女性!?
法則10 視線の先は必ず読まれる
法則11 「一貫性」を欠くと逆効果になる
法則12 「雑誌」の世界観をお手本にする
法則13 芸術性よりも「わかりやすさ」
法則14 読まれなければ「意味がない」
法則15 飛ばし読みは当たり前
法則16 兎にも角にも迷わせない
法則17 「シェア」しやすい見せ方にする

第3章 女性をトリコにする文章の秘密
法則18 知りたいのは「専門知識」ではない
法則19 擬音語・擬態語が女性に響く
法則20 材料がないと文章は書けない
法則21 他人の土俵で勝負しない
法則22 「たった一人」に向けた文章を書く
法則23 言い換えたら伝わらない
法則24 顔が見えるような接客をする
法則25 「不安」があっては買ってくれない
法則26 数字は直感を裏付ける「スパイス」
法則27 「空気」を読んだ文体で書く
法則28 パッと目に入る工夫をする

第4章 魔法がとけると買ってもらえない
法則29 感動を設計して「行動」まで誘導する
法則30 女性を「現実」に引き戻さない
法則31 効果効能は全力で伝える
法則32 迷うポイントを残さない
法則33 女性のお客様に「押し売り」はNG
法則34 商品の価値イコール自分自身の価値
法則35 お客様の「感動」を最大限に活かす

第5章 買い物はいつでも、どこでも楽しい
法則36 リピートの仕組みをまず先に作る
法則37 繰り返し買ってもらう
法則38 購入後のフォローの仕組みを作る
法則39 すぐに「行動」してもらう理由を作る

図解で重要ポイントを要約まとめ

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合格率1%の「ダイレクト出版認定セールスライター」の資格を持ち、主に30代以上の女性をターゲットとする化粧品や健康食品ネット通販のライティングで圧倒的な実績を叩き出した、谷本理恵子さん(株式会社グローアップマーケティング代表取締役)のライティングノウハウを余すことなくグッと凝縮した良書です。

「セールスライティングのプロである彼女が、普段何を考えて、どこに着目して、どんな手順で書いているのか。」
女性に売るときに守るべき文章とデザインの法則を事例を交えて分かりやすく解説しています。

どれも明日から早速仕事に活かせる具体的かつ効果的なものばかりでした。
また、ライティングに留まらず、売るためのデザインや仕組みなどにも踏み込んで女性目線で説明していることも本書の特徴です。

男性と女性の購買行動が違うのは知っていましたが、これほどまでに思考回路が違うとは知らず、ページをめくるたびに新たな学びがありました。
女性向けの商材・サービスに携わる人なら必ず手元に置いておきたい一冊だと思います。

今回は本書の39の法則の中でも「特に面白い」「重要だ」と思った法則をいくつか紹介します。

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男性と女性では今いる場所の捉え方が全く違います。
シンデレラは、かまどの灰にまみれ、床を掃除しながら「私は本来はお城にいるべき人間なのに何かがおかしい」と感じつつ毎日暮らしています。

このシンデレラと同じように、多くの女性は今いる場所よりも、「何不自由なく暮らしている夢の世界」を本来の自分がいる場所だと思っています。

「今の自分はどこかおかしい、何かが間違っている」という違和感を漠然と持ち続けているのが女性なのです。

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そんな女性に対しては、本当の自分を取り戻すための魔法として商品やサービスを提示するのが鉄板の法則になります。
「ないものを追い求める」のではなくて「もともと持っているものが目覚める」という、ちょっとしたニュアンスの違いで売れ行きは大きく変わります。

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女性がつい衝動買いしちゃう心理は実は論理的に説明できます。

女性にとって、今の現実は「機械が故障して、うまく動いていない状態」に近い感覚です。「もしかすると、どこか一箇所だけ修理をすれば、本来の状態に戻れるのではないか」という欠乏感を抱きながら、毎日を過ごしています。

今の自分は仮の姿だと感じているからこそ、本来の自分を取り戻すのはそれほど難しいとも努力が必要なことだとも思っていません。一瞬で全てを解決してくれる魔法があると信じているのです。

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なので、「本当の自分を取り戻せるかも」と思わせる、運命の出会いを演出すると衝動買いされやすくなります。

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女性には機能性や品質を詳しく説明するよりも、実際に購入したお客様がどんな場面で使っているのかを語る方が圧倒的に響きます。
なぜなら、女性は男性のように最高の仕様や規格を追求するのではなく、自分にぴったりくるかを重視する傾向があり、素材や技術のすごさを語られてもあまりピンとこないからです。
それよりも、グッと身近な日常の場面で具体的に役立つシーンを見せられる方が、「あ、これがあったらもっと幸せになれるかも、便利かも」と、ワクワクして欲しくなってしまうものです。

商品やサービスをどんな場面で活用しているかを実際に購入したお客様から具体的に引き出すことができれば、そのお客様自身が語った言葉を使ったライティングをしましょう。
自分の使い慣れた単語に言い換えてはいけません。お客様自身が語った言葉を使うことで微妙なニュアンスや雰囲気が伝わります。

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男性に多いのが正しい選択をしたいと考えるタイプ。
「どんな人でも論理的に考えたら必ずコレを選ぶはずだ」と思えることが重要です。
自分の選択が客観的に見て正しいと納得するために、数字(スペック)を徹底的に比較します。

女性は自分が直感的に感じた欲しいという気持ちを後押ししてもらいたいタイプが多いと筆者は言います。
具体的な使用場面、理想の未来をはっきり思い描けるわかりやすい数字データがあることで、自分にぴったりの商品だと納得できて、購買に至ります。

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人が行動を起こす最大の動機は論理ではありません。人間は先に感情が動いて「欲しい!」という気持ちになるから、どうにか言い訳を後付けして買ってしまうのです。
まずは感情を揺さぶり「欲しい!」と思わせ、その次に論理的な説得を行うことが大切です。

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以上のように、お客様に行動させるには感情の変化を最後から逆算して、それぞれの段階にぴったりの説明を順番に並べていく必要があると筆者は言います。

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女性は商品自体の価値に自分自身の価値を投影します。
「素晴らしい私にふさわしいもの」と思えるかどうかが、買う・買わないを決める重要なポイントになるのです。

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あまりに安いものを買う行為自体が、自分自身の価値を下げることに直結しかねません。
なので、この値段では高すぎるかなと思った時は、安易に値下げをするのではなく、まずは値段以上の価値を感じてもらう工夫をするべきだと筆者は言います。


以上になります。今回は39の法則から6つの法則をピックアップしてご紹介ましたが、その他の法則も女性に売る際に重要なものばかりでした。

女性向けの商材・サービスに携わる人なら1度目を通しておくと良いと思います!

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