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好きの功罪

誰かを好きになる。
好きになれる人が出来たのは
いいことかもしれない。

好きだよ。
うん、私も好き。

好きって言われた瞬間、
その人が自分の心の隙間みたいなものを埋めてくれるんじゃないか、
と淡い期待が浮かぶ。

ハグやキスで相手と一体になり、幸せホルモンも分泌されて自分の心は満たされる。

でも、恋愛は自分の気持ちが満たされるだけでは成立しない。

そして、お互いに好きと言ったからといって
その先にハッピーな関係が見えるとは限らない。

好きだからもっと会いたい。

忙しい相手に会いたいと何度も言うように、
相手への過度な期待は、疲弊させ連絡も途絶えさせる可能性もある。

魅力的なキスやハグは、
忘れられない幸せな思い出として脳裏に刻まれる。

またその快感を味わいたくて、
会いたいの催促をしてしまう。
そんな自分の傲慢さに嫌気もさす。

好きだからお互い幸せとは限らないのかな。

好きな人といない時間が、
ものすごく空虚な時間に感じてしまう。

一人でいる時の孤独感にプラスされて
少し息苦しくなって何かで紛らわそうとする。

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