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労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)平均結果<非労働力人口>

非労働力人口は、2023年平均で4,084万人と、前年に比べ44万人の減少(3年連続の減少)となった。

65歳以上の非労働力人口は2690万人と7万人の減少となった。
 
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非労働力人口というのは、
15歳以上の人口のうち、「就業者」と「完全失業者」以外の者です。
つまり、働いておらず、かつ、仕事を探していない人ってことです。

この非労働力人口に関連して、20年以上前ですが、

【 H15-5-B 】
総務省「労働力調査」によると、平成14年平均の非労働力人口数、完全失業者数、完全失業率のいずれもが、調査開始(昭和28年)以来の過去最大の数値となった。

という出題があります。出題当時は正しい内容でした。

完全失業者が、仕事に就かず、単に仕事を探すのを止めてしまえば、
非労働力人口に変わるわけで・・・・

出題当時、完全失業率の状況が、極めて悪かったので完全失業率などと合わせて出題したのでしょう。

で、非労働力人口は、平成24年(2012年)までは増加し続けていましたが、平成25年に22年ぶりの減少となり、平成26年以降は令和元年まで引き続き減少していました。しかし、令和2年(2020年)は増加に転じました。
令和3年以降は再び減少となっています。
ということで、令和2年は増加しましたが、ここのところは減少傾向で推移しているということを知っておけば、よいでしょう。


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