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合格に満点は必要なし

社会保険労務士試験は、選択式、択一式いずれも約7割の得点で合格できます。満点は必要ありません
つまり、ある程度(択一式なら20問)間違えたとしても合否に影響しないということです。
試験には、毎年のように、難問、奇問といえる問題が少なからず出題されますが、そのような問題を正解できなくとも、何ら問題はないのです。

試験問題の多くは、基本的な事項とその応用的な事項から出題されています。つまり、これらが試験対策上の重要事項となります。これらの重要事項をしっかりと学習しておけば、合格圏に入れる得点を確保することができます。
したがって、学習を進めるに当たっては、枝葉末節にとらわれず、最終的に7割程度の得点が取れるよう、重要事項を中心に学習を進めることが肝要です。
出題範囲に含まれる情報量は膨大なものです。その中で基本事項はわずかな量です(わずかな量といっても、勉強する身にとっては、かなりの量になりますが)。これに対して、基本事項に付随するいわゆる「細かい事項」や「マニアックな事項」と呼ばれる箇所は、基本事項の何倍、何十倍という情報量があります。しかし、試験に出題されるのは、ほんのわずかです。つまり、そのような事項を重点的に学習したとしても、試験に出るか出ないかわからないような事項に時間を浪費するだけになってしまい、効率が悪く、合格のための得点を確保することが難しくなってしまいます。
細かい箇所を勉強すると面白くなり、そこに「はまってしまう」ってこともあるのですが… そういうところは、今はとりあえず置いておきましょう。基本がしっかりできた後、よほど余力があれば、勉強しても構わないですが。


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