MacBook購入まで、トータル3回、アップルストアへ行った。新宿・渋谷・渋谷。店員さんはみんな優しかったの。

短めに切った爪にコバルトブルーのネイル。何だかわからないゴールドのマーク。その１本１本が光って見えてみとれているうちに、始まる説明。毎回、相談に乗ってくれた店員さんは、歳の近くて仲良い先輩のような雰囲気だった。

18歳、エンジ色のリュックにお下がりのキャリーケースひとつひとり上京。その日は泣きながらドライバーひとつでベッドを組み立てた。

数日後、先に関東にいた姉が来てくれて、一緒に行った吉祥寺の大型家電量販店。初めて作った上限20万円のクレジットカード。

「 安いのでいいけん！」

とにかくお金をこれ以上かけてほしくなくて、たぶんお店で１番安かったノートパソコンを買ってもらった。

今よりもっとバカで羽が生えてた夢も、20歳の誕生日の夜、当時付き合ってた人のお祝いも放置し続け、徹夜で作ったプレゼンの資料も

その、おもいパソコンとにらめっこしてた。

そんなある種、愛着のあるパソコンにも限界がきていた。おじいちゃんを働かせすぎちゃいかん！新しくやりたいコトのためにも、自分と＂タメ＂を相方にせんとなぁ

そう思って、ついにおじいちゃんを見積もりに出した。結果は正直、想定してた金額の5分の1だった。それなら、このまま売るのはやめて、最期まで一緒にいようかな、、。

でもそれじゃあこのまま縁側でふたり、のほほんと玉露をすすって過ごしてしまいそうだ。そんな日々も好きだけど、今は一緒に悩んで迷って、走って笑ってくれる友達がいいなあ

足は渋谷にむかっていた。

あっさりと手続きは済んだ。

海の近くの街に引っ越すためにコツコツ貯めていた、貯金はもう大学生の1ヶ月分のアルバイト代も残っていないかもしれない。けれど、なんだか最近感じていた心の違和感もない。

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今朝背中を押してくれた人がいたの。スクショした。こうやって何か迷ったり、立ち止まったり、必要なときにまわりの人の言葉に助けられてきたんだな〜

誰だって、たぶんひとりじゃないし、

マックのアイスティーもけっこうおいしかった。

今日はまだ月曜日だ〜