あっさり座ってる

誰にも言ってなかったことなんだけど、というのも別に言う必要がないし、言われた方も知ったこっちゃないこと間違いなしだから言ってなかったわけだが、書くことないから告白しようと思う。最近、家で座って用を足してる。もちろん、小の話。

「嫁に怒られちゃうもんで…」なんつって座って小をしている男性が結構いるって話は聞いてたが、おれは面倒だから嫌だなと思ってた。こちとら20年以上スタンディングスタイル貫いてきてんだと。うんこじゃあるまいし、なにをいまさら座らにゃならんのだと。まあ、かわいい嫁に言われりゃそんなもん速攻シットダウンだけども、まずいねえし、嫁。

と、いうような感じだったんだけど、これが「ためしてガッテン」の尿ハネ特集を見てあっさり「やってみっか」と。なんたって流体力学の観点から研究した結果、尿ハネを防止するには便器とおちんちんの距離を12センチ以内に保たないといけない、要するに「座るしかねえ」っていう結論だったのだ。あと、モニターとして出てきた家族の「トイレ掃除は嫁にやってもらいたいし座ってしょんべんしたくもない」というスタンスの旦那がどうも気に食わない上によく考えたら自分と大差ないっていう。

まあとにかく、やってみっか。ものは試しだ。で、やってみたらこれがなんてことない。2日で慣れた。うんこと一緒だし。イレギュラーなうんこにも即対応できる分、便利なくらいだ。そして驚くほどトイレが臭くならない。裏を返せば、あれはほぼ全部、私めのしょんべんのせいだったのかって話だ。我ながらちょっと引いた。

20年以上毎日複数回に渡って繰り返してきた習慣、しかも排泄に関わる習慣である。これはもう「営み」と言っていい。そんなもんがこんなあっさり変えられて、こんなにあっさり慣れちゃうのか。一人トイレに座って、とても不思議な気分になる。鼻から息を吸い込む。おお、空気が美味しい!…なんてことは流石にないが、しかし明らかに排泄環境は改善してる。

さて、ここで「みんなも軽い気持ちで、ちょっと座ってみたら?最初の一歩、踏み出してみようよ!」なんて言う気はない。赤の他人のトイレの中に踏み込む趣味はない。あと、ガッテンでも出てきたけど「座ってすればいいのに」って簡単に言う女性もあんまりいいとは思わない。営みレベルの習慣に関して「変えればいいのに(あっさり)」はちょっと乱暴だ。ここに書いたのは、あくまでもごく私的な体験に過ぎない。この文で言いたいことは、

「座ってしょんべんするの、案外あっさり出来たわ」

これだけ。どうだ、ほんとに知ったこっちゃないだろ。

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桂一朗

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