認知症じゃない人が認知症になってしまった過程の物語【体験談】

こんにちは。もりぴーです。

今日は、認知症じゃない人が認知症になってしまった物語について話していきます。僕の体験談です。僕が働いてた、入居者の話しです。意外と、認知症じゃない人が認知症になっていく過程を知らない人は、介護施設などで働いてもあまり多くないと思います。そんな、出会った人のお話です。

では、いっていきましょう。

〈目次〉
1.出会ったその人の特徴
2.その人に何が起きた?

1.出会ったその人の特徴

僕が出会った人をAさんと呼び話していきます。

僕は、大学4年のアルバイトで介護施設で働いていました。そのときは、初めての介護の仕事でした。

僕は、少し介護に慣れたころに、異動となり新しくオープンするユニットに配属になりました。

その入居者であるAさんという70代後半の女性が、そこのユニットに入居しました。

そのAさんの特徴は、下半身に障害があり、自分一人で歩くのが困難でした。そのため、車椅子を使い生活をしていました。

その原因は、自転車に乗っていた時に転んでしまい、下半身が動かなくなりました。

ベッドから車椅子、車椅子からベッドの乗り移りなどは一人で可能でした。トイレなども自分一人で行けていました。

Aさんは、自宅では車椅子で生活が難しいという理由で、施設に入所して、そこで穏やかに暮らしたいということが本人の希望でした。

自分の身の回りの管理は自分で行い、手紙や書類などを施設宛にして管理していました。それくらい、ほとんどのことの身の回りのことを自分でやっていました。

Aさんは、お話好きであり、職員や他の入居者ともよくお話をされ、穏やかに過ごしていました。

家族の方や、友達がいらしたら、電話したり、周りの方と明るくお話されているところが印象的でした。

僕とお話すると、「今日も元気そうね。」「学校の方はどうなの?」と僕を気にかけてくれたりしてくれました。

何気ないお話でも楽しく会話を楽しまれていました。

2.その人に何が起きた?

僕は大学を卒業後、看護学校に入学しました。

看護学校に通いながら、土曜日と日曜日にその施設で働いていました。

2年目になった、夏の頃。Aさんは体調を崩してしまいました。

原因はわすれてしまったのですが、体調を崩してしまい、微熱続きになってしまいました。

Aさんは、ほぼ寝たきり状態で、食事とトイレ以外は動こうとはしませんでした。食事も食べなかったりする時もありました。

Aさんはもともと腰も痛く、リウマチ持ちでもあったため、関節が弱く、身体中が痛かったそうです。

何をやるにおいても、やる気が起きず、寝てる状態。身体を動かすことが、おっくうになり、食事を食べない。マイナスな循環になってしまったのです。

生活意欲がなくなってしまったのです。

次第に微熱や体調が回復し、自分の身体を動かせるまでには回復しました。

たぶん、ほぼ寝たり状態では、3〜4ヶ月はその状態でした。

少しずつ、回復し身体を動かせるようになりましたが、、

トイレが頻回になったり、物忘れや少し前の記憶を忘れ、「朝ごはん食べたっけ?」などと言うようになりました。

たしかに、前から人の名前を覚えることが苦手な人ではありましたが、そういった食事を食べたか食べてないかの記憶忘れというものはありませんでした。

僕は、ここまで体力落ちて、寝たきりになるとここまで人間の機能は落ちてしまうのかと少し動揺してました。

高齢者になると、ちょっとした体調を崩したりするだけで、機能がこんなに落ちてしまうのかと感じました。

Aさんの、物忘れや行った行動の少し前の記憶が少しずつ多くなってきました。

認知症は、症状としては物忘れや記憶障害が主ですが、それは、新しいことが記憶できなくなることが原因で、物忘れや記憶できなくなるといった症状が起こるのです。

認知症の症状が少しずつ、あらわれてきていたのです。

Aさんは、少しずつ、物忘れの症状は多くなり、トイレに行ったことを忘れてしまい、トイレを多く行くようになったり、同じようなことを繰り返し質問したりします。

Aさんと関わり、認知症じゃない人が、認知症になっていく過程を見たのです。

Aさんは、今は、物忘れや記憶忘れなどがありますが、穏やかに過ごし暮らしています。

僕が関わったAさんでした。

ということで今日はここまで。

おわりまーす!

以上。
ありがとうございました。もりぴーでした。(^ ^)

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