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カスタマイズというより工事!?


前回の記事はおかげさまで好評で、みなさまから面白かった〜!とか、文才があるとか褒めらて、私は本当に素敵な人たちに囲まれているなと感動しました。ありがとうございました。おかげで続編を書くモチベーションになりました。前回はこちら↓


今回は、車をいじり出したところをお伝えします!!

ボロボロの車に乗ると下がるもの
それは「ぶつける」ハードル

街で走っている車を皆さんはそんなに気にしないだろう。
私があんなボロボロの車に乗り続けられるのは、頭のネジが3つくらい外れているからでもなんでもない。それは、「みんな見ていない」から。
だから恥ずかしくない。ただそれだけ。
だから、しばらくはそのまま乗ってました。

でもね、運転が上手にならなかった。普通新車を買ったら出来るだけ綺麗に乗りたいから慎重に運転すると思うんだけど、私の場合そういう心理にならず、買ってから1年で派手に1回擦り、派手に1回ぶつけました。

1回目は実家のすぐ近くの細い道で、ポルシェの大きい車(カイエン)が前方からきて、ビビりすぎて左に寄りすぎてちょっと低めの塀に助手席側のドアをガガガーーーと。
この時学びました、「怖かったら止まる」ということを。
無理に避けようとせず止まりましょう。


2回目は、恵比寿のこれまた細い路地で対向車がきたらテンパるという苦い記憶が呼び起こされて、一刻も早く大通りに出ようとして曲がれる角度じゃないのに無理やり曲がろうとして、住居の塀の角にフロントバンパーをぶつけて穴をあけました。
あの時の自分に言ってあげたいことは、「焦らなくても大丈夫、切り返しが下手くそでもおじさんは優しく見守ってくれるし、もしかしたら手伝ってくれるよ」ということを。

こんなことが短期間で起こったので流石に周りからも、

「どこかでぶつけてもなんともないと思ってるでしょ?」とか

「ボロボロだから運転が上手くならないんだよ!」と言われました。

図星すぎる。
ということで、凹んだ部分を直すことに!!

業者に頼むと車両本体価格を余裕で超えるという事実

みなさんは知っていますよね、車をぶつけて凹ませて修理すると結構な金額がかかるということ。ちょっとの凹みであれば安くすむと思いますが、私の場合そんなものじゃなかった&車両本体価格が23万ということで、板金屋さんに頼むという選択肢は真っ先に消え去りました。

ただ同然の車なんだから自分で色々やってみよう

100万以上の車だったら、出来るだけ綺麗に乗っておきたいのが人の心理だろうが、23万の車でそもそも綺麗じゃないので、もうマインドが「できないことをやってみよう」という好奇心に変わっていました。
まずは、凹みを直す所から。
やり方は2つ。
1:綺麗な別の車から移植する
2:板金・パテ付け
今回は、両方やりました。

ドリフト車のような黒と赤の車が誕生

この状態で1年以上乗っていたのでお友達の方は見覚えがあると思います。
黒の比較的綺麗な同じモデルの車から移植してきたからこうなりました。


会社の人から「あれ、お前のか!すごいな(失笑)」みたいな感じでなんども言われましたが、趣味でこのカラーリングになった訳ではないので、あんまり気にならずスルー。

けど、もし好きでやっている人に対してそんなことをいうのであれば、失礼極まりないのでやめましょう。愛車というくらい、車を大切に思っている人は少なからずこの世の中には存在します。

パテ盛り職人と終わらない水研ぎ

移植できない所と、しなくてもなんとかなりそうな所はパテという修理するための顔料をつけて(つける前にヤスリで削って)、乾かして、ヤスリで付いてない所と平面になるまで研いでいきます。

と簡単に書きましたが、めちゃめちゃ時間がかかります。
研いでも研いでも研いでも平面にならないんだな〜これが
だから、板金修理ってお金がかかるんだ。
ものの価値がわかった瞬間でした。

こうして、凹んでいるところがなくまりました!!本当にすごい!感動!

ガリガリのフェンダーもツルツルに

ちなみにこの灰色は、サフェーサーと言って下地みたいな塗料です。錆びないようにしてくれます。

「私のロードスター」から「みんなのロードスター」へ

実は、外装に手をつける前にも、ブレーキのオーバーホールをしたりタイヤをグリップのいいものにかえたりしました。その中で、だんだんとモータースポーツ部のメンバーの中で数人いつも手伝ってくれる人たちがいて、そのメンバーがほぼ固定となり、今も作業を一緒にしてくれています。

色んな人を巻き込んで、時間も思いもお金も使ってる特別な車になり
簡単には手放せなくなってしまったのでした。

DIYって流行ってるけど、仲間がいないと難しいなって、車をいじってみて実感してます。私だけだったら本当に何もできない。

なんでこんなにボルトが錆びてるんだ!と思うくらいカッチカチのボルトを緩めてくれて締め付けてくれるのはいつも男の先輩だし

エンジンがおかしくなった時も原因を探してくれたのは、メカニックに強い理系の先輩だし

次回出てくるけど、新しい色を何色にするか迷った時にイメージを合成してくれて見せてくれたのはデザイナーの先輩で

いつも周りの人には感謝してます。ありがとうございます。

次回は、いよいよカラーリングです。何色になったか楽しみしていてくださいね〜!

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