【1$にカタル】その2『lえる±1充,犬戌シロ』

1$ note 3周目 『世界のムラマス』ことムラマスカツユキです。

前回の『モミジカニ モミヂカニ』に引き続き、今回もコンセプター/イラストレーターとしての≪『発想』を形に起こすまで≫を行います。
(まだ、僕のスタイルを知らない方は前回記事を読んで頂けると読み易いと思います。)

それでは、今回の作品をご紹介致します。(前回、募ってみたらメンバーにこの作品の熱烈的ファンがいるのでそれにお応えして)

題材『土成流、吠える』(2018/7/18 完成)

手を付け始めた時期が初個展『STRUGGLE IS BEAUTY.』の時期。その時には、展示していないので次回、決まっていた8/22からの個展『いつ迄、経っても秋が来ない』が初展示

1.『クジラを描こう!』知り合いの作家さんで、クジラの作品を描かれていた事と「クジラとかサメとか、描いてほしいです。」と別の方から言われたのを覚えています。前回の【出会った人間達から得たり感じたものであったりと、その辺り僕の作品はかなり含んでいます。顕著に出します。】という感じです。きっかけは、結構安易です。
2.『既存のルールに当てはめてみよう』この時点で『ダジャレ』『ことわざ』『回文』『四字熟語』『しりとり』の作品は存在しています。この中に一通り入れて考えてみます。「ホエール」というワードを使うのは、ただ英語訳にしただけで安易すぎる気がしたので一旦外した記憶があります。ひとまず、いくつかの案を頭の中で熟考する日々を送ります。(「捕鯨」→「ほげぇ~」が一番考えの妨げになりました。)
3.『引っかかる言葉は、掘り下げよう』【城流すクジラ】【ホエール】の2つ。【城流すクジラ】(熊本城の倒壊があった直後で、『城』へのイメージが和でした。後のキャプションへの影響も有ります。)【ホエール】(前記に対して洋です。)これを上手く絡められないか、詰めてみましょう。
4.『【音読み】【訓読み】【熟字訓】という可能性』漢字って面白いですよねぇ!!助かるぅ~。ラスカルぅ~。・・・しゅみません。偏と旁は、それぞれ読むことが出来るものが多いです。更に、熟字訓(熟字全体に訓読みを当てたもの)がとても便利です。【城流すクジラ】を解体してみましょう!≪『土』【音】ド・ト【訓】つち 『成』【音】セイ・ジョウ【訓】な 『流』【音】リュウ・ル【訓】なが≫ ”土””成””流”・・・ドセイリュー!!!
5.『ホエールを忘れない』戻ってまいりました【ホエール】のターンです。(といっても【城流すクジラ】を火にかけたままです。煮込みましょう。)この作品で、一番の軸を担っているのは実は【ホエール】=【吠える】という簡単なダジャレです。これがないと、4.は出来ません。
6.『動詞同士』”どうし”ようもない時には、こういうペアの作り方も大切です。右手に持った【吠える】左手には【土成流(ドセイリュー)】基盤は【城流すクジラ】これに当てはめて関連性を見つけ、整えていきます。 そして、『土成流、吠える』(どなる、ほえる)がというタイトルが完成しました。
イラストに関して、色合いに関しては前作『片瞑り』『ミツバキ』などの陰影のはっきりとしたモノを使用し数も多く感じます。この作品の時期に、『サカナ微カナ傘』シャツの撮影も有りグレートーンの色調が潜在的に残っていたのかもしれません。構図は、「き」の様なものを意識しています。文字の流れをかなり意識して描いている時期です。

今回も主に、考え方や発想をご紹介しただけなので作家さんじゃなくても生活の中で『これってこうも出来る(読める)よね』など遊んで頂けると幸いです。

その他の作品は、1$WONDERLAND HP

▼以下、コピペ▼

この作品の解説お願い!とかあれば、参考に致します。(枠が月一なので、多ければ選びます。そんな多くないか、多くあってほしいな)コメント下さい。お願いします。

今日はここまで、もう終い!

また、次回!

1$WONDERLAND ムラマスカツユキ

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