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歩き地蔵のお江戸面白地蔵物語VOL.105 経王寺の大黒天さんと語るの巻

おはようございます。

今日は曇りの東京都板橋区です。

昨夜、お地蔵さんの取材終えてから、エルトン・ジョンの自伝的映画「ロケットマン」を見ました。

エルトン・ジョンの音楽を耳にすると切ない気持ちになるのはなぜ?がわかった気がしました。

彼の場合は両親に、、、ま~究極は実の父に愛されたかった。どんなに音楽で成功したとしても、埋められない心の葛藤。そして、天賦の才能でスターになるも、基本的に、人に愛されたい欲求があるので、サービス精神が旺盛。埋められない思いは創作に繋がるんだな~。で、切ないのだな~。って見てから眠りました。

さて、この私は?と、言うと、いろんな人生の荒波?ん?ま、波乱万丈ですが、創作は楽しいです。これは波乱万丈で、例えば、夫が急死してしまったロスト感を埋めるために創作意欲があるってことではないですね。夫のロスト感については日日薬で既に癒されていて、どちらかというと一緒にお地蔵さん巡りをしてくれている感じになっています。だから、一人で歩いていても退屈しません。
ありがたいことです。
ありがとうパパ!

では、今、毎日、こうしてアップできているのは、なぜ?

それは、変なことまた~っていわれちゃうかも知れませんが、宇宙と繋がっている感じがしてて、かつ、サムシンググレートな何かが、私の脳に信号をピッピって送ってくれているからなのですね。

単純に目が覚めて、起きて、仕事みたいに絵を描き、絵を描いていると対象のお地蔵さん、仏さんの声が聞こえてくる・・・

前に娘にある人について、「〇〇で〇〇だって〇〇さんが言ってる」と伝えたことがあるんですが、その当時娘は「それは〇〇さんが言っているんじゃなくって、お母さんが勝手に言っているだけだ~~」って言われた時もあって、確かに、私が勝手に想像して言っているワケなんだけど、誰かが私の体を使って「言わせている」って感覚もあるんです。

で、ないと、お地蔵さんの話をかれこれ、毎日アップしているなんてこと、していないと思うんですね。

「あ、もう、今日はかったるいから、や~めた~」って。

けど、朝になると書かずにいられない私がここにいる。

不思議です。

さて、昨日は暑い中、新宿の経王寺にて大黒さんにお会いしにいってきました。

ご本尊さんは、秘仏のようでご開帳の時にしかお会いできないらしいのですが、コロナの影響で、6月中もお寺で開催される儀式は一切中止のようでした。

とにかく、蒸し暑かった。

淡々と歩く。

歩いていたら、「空と私は物理的にも、精神的にも、繋がっていて歩いている」と、「びゅん」って声が聞こえた。そんな散歩だった。

その不思議を、秘仏ではない木造の大黒天さんを描きながら、語り合いましたので、ご覧ください。

「はい。shibu。昨日は蒸し暑い中、牛込柳町まで来てくれてありがとう」

「いや~、大黒天さんに会おうと思わなければ、降りない駅ですよ~。あ~こんな感じのエリアもあるんだ~って。東京は広いな~って思いました」

「そうだね。お地蔵さんとか寺に興味なければ行かない所、あるよね~」

「はい。けど、来て良かったです」

「ほほ~」

「参拝後、町をうろうろ歩いてたら、本当に珍しい綺麗な蝶々を見たんです」

「ん?蝶々いないよ」

「え、あれ~~。あ、撮れたと思ったんだけど、飛んで行ってしまった後だったか~残念。本当に綺麗な蝶で、アゲハ蝶とも違ってて、コバルトブルーの羽根を持っていて、、、あ~どこから来たのかな?って、、、」

「ほ~」

「空は繋がっている。国境ないな~って」

「そうだね~」

「で、その蝶を観たら、私、ますます、宇宙の中の一人って思ったのね。で、ここ暑い中、歩いているアホな私なんですが、今、こうして歩いていること事態が奇跡だと思ったら、楽しくなってきちゃって・・・」

「いいね~いいね~」

「で、歩き歩き、してたら、角にお菓子屋さんがあるのに気が付いて、近頃、参拝後に自分に何かお土産と思って買って帰っているんだけどね」

「うんうん」

「ほら~レトロチックでいいでしょ?」

「わ~いろんな種類のおせんべい~」

「そうなの。で、店ではおじいちゃんがいらしゃって、私、ゴマ煎餅を一枚ください~って。で、おじいちゃん60円って」

「60円?安い~」

「そうなの~。で、このお店長い歴史あるんでしょうね?とお聴きしたら、かれこれ70年やってる、、って」

「へ~」

「それで、私、おじいちゃんで何代目ですか?とお聞きしたら、俺一代だって」

「お====」

「もう90だ~っておっしゃるから、え~~見えません~~~。って興奮しちゃって、、、私がね。で、お写真撮影してもいいでしょうか?って、いいよ~って、スマホでパシャ」

「90に見えないね~」

「そうなの~。このお店のお向かいが国立なんちゃら病院なんだけど、きっと昔はお見舞いの方々への見舞いの品とかで繁盛したのかな?もう自分では焼かないんだって。窯の前はもう無理だな、っておっしゃってた」

「うん」

「それから、私はまた、地下鉄に乗って東新宿まで行って、色鉛筆ほしくって久々に世界堂に行ったのね。東新宿から世界堂も歩くと結構な距離なんだけど、暑いけど、テーマがあるので歩けた」

「水分補給しながらね~」

「はい。歩いていたら、大きな消防車がけたたましく、ウイーンウイーンってサイレンを鳴らしながら走っていたの。しかも、くるくると新宿の町を巡回するみたいな経路で、でも、緊急性を持ってて、他の車にどけろ~どけろ~って勢いで」

「びっくりした?」

「ちょうど、横断歩道を渡っている最中だったから、あの勢いで走ってこられ、私がもし、コケて道路に拭していたら、どうなってただろう?って一瞬怖いイメージを抱いてしまった」

「うん」

「で、帰宅してからネットで新宿で火事などあったか調べてみたけど、情報としては掲載されてなかったの」

「うん」

「で、思ったの。今、東京アラートだっけ?英語なんで、本当によくわかんないんだけど、その何かなのかな?」

「どうなんだろうね」

「けど、そうだとしても、権力的立場で何でもできるな~って、思ったの」

「え、どういう意味?」

「ヒットラーも、ドイツをよくしようとしていろいろやったでしょ?」

「うん」

「一瞬だよ。決して根拠あって言っていることじゃないんだけど、消防車のある意味、暴走チックだった走りに、ナチスの戦車が被って見えてしまったの」

「え?」

「つまり、東京アラートなので、何何。コロナなので何何・・・・」

「うん」

「でも、悪く考えるとそうなるし、良く考えるとそうなると、よく言われるじゃないですか?思考は現実化するって。で、あの頃のナチスのような世界にはならない。平和のままコロナも終息って、せめて、私の心はそっち方向にハンドルを切ろうって思ったのね」

「うん」

「で、世界堂に久々に行くと、私の好きなFABER-CASTELL の水溶性の色鉛筆のバラ売りが、記憶している場所になくって、何回も売り場をぐるぐるして、、、はじめから店員さんに聞けば早く済んだことなんだけど、ぐるぐる~って、で、この鉛筆はもう扱ってないのでしょうか?と聞くと、3階ではなく2階に置いてありますって」

「ま~」

「2階に行くと、わくわくする位にいろいろな色がバラで販売されていて、いつも使うグレーとちょっと青みの入ったグレーと買ってきたのね」

「いつものは、二本、短くなっちゃってる~」

「そうなの。お地蔵さん描く時に、この色が、グレーなんだけど、温かい感じで好きで使ってて、なんたって、100体以上描いてきたから・・・あはは」

「いいね~」

「青み入っているのもいいでしょ?」

「うん」

「絵って、子どもの時、だれでも、一番はじめに頭にあるものを形にする作業だと思うのね」

「そうかも」

「で、うまい、下手とか関係なく、紙にクレヨンとか、いや、紙に描く前に壁に描いて、で、親に注意されて、紙に描くものなんだと教えられて、意識として紙に描かないとならないと・・・」

「うん」

「で、今は紙に描いているけど、ね。私の娘なんか私の大事にしている桐タンスに、ボールペンで何か描いてて、薄く描かれてたので、ずっと気がつかないでいたけど、今、狭い家でタンスも目によく入るようになって、あれ~これ何かボールペンで描いてある~って、、、、」

「面白いね」

「で、絵って、うまい、上手の意味は、受け手の感性にもよるでしょ。自由度が高いというか・・・」

「そうだね~」

「そういう時を持てている私は幸せだな~って思ったの」

「うん」

「何がいいたいのか?今日は思うこと、大黒天さんに聞いてもらったな~。あ、そうそう、絵って明暗とか陰影って表現するためには重要じゃないですか?ね~」

「うん」

「裏と表とか、明るいと暗いとか、重いとか軽いとか・・二極の世界でしょ。でも同じグレーでも赤味のあるグレーとか青味のあるグレーとか違うでしょ。で、その微妙な違いも許容しながら、生きることができて大人なのかな?とか思ったんだ。そ、そのことを言いたかった」

「ほほ~」

「そんで、大黒天さんにもお土産」

「はい、ゴマせんべいどうぞ~」

「え、いいの?」

「はい」

「美味じゃ~」

「あ、大黒天さんって目をちゃんと開けるとハンサムなんですね~」

「あははは。実はイケメンなんじゃ。普段は太っている感じの着ぐるみも来ているのさ~」

「え?まじに?」

「うん。だって、イケメンすぎると、人って警戒するでしょ。身近で居たいからね。ニコニコ・ぷくぷくでいると安心して話しかけてくれるでしょ。すると、悩みの解決の糸口もみつかりやすいでしょ」

「うわ~考えている~」

「そりゃ、そうよ~、人を救うために宇宙から降りてきた使者なんだからさ~上手いかなきゃ~」

「だよね~~。あ~感動した~」

「ウイッス~。じゃ、あれやる?」

「はい。エアハグ~~~~」

ギュ~~~

ありがとう大黒天さん~~~~

さて、今日は、ちょっと流山まで行ってみたいと思っております。

皆さんもよい一日をお過ごしくださいませませ~~~。

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