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歩き地蔵のお江戸面白地蔵物語VOL.83 関のかんかん地蔵様へ「普段の生活が愛なんでしょ?」の巻

おはようございます。昨日は湿度は高くはなかったのですが、暑い日でしたね。午前10時半頃には出かけて、早めに帰宅しようと思っていたのですが、目的のお地蔵さんにお会いするまでの道のりで、ご挨拶できる場にいらっしゃるお地蔵さんに、「おかげ様で80回まで到達しました。ここまで、見守ってくださりありがとうございます」とお伝えしながら、歩きましたので、帰宅した時には午後2時すぎてました。

それで帰宅後、、、さっさと

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「冷やし中華をはじめました」と自宅で冷やし中華作り食べて、満足の一日でした。笑

さて、今回のマップから

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バスで野方まで行き、そこから西武池袋線で上石神井まで行き、歩き「関のかんかん地蔵さん」にお会いすることが最終目的地。

途中、文殊院の延命地蔵さんにお礼のご挨拶。

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「文殊の延命地蔵様、久しぶりにきちんと参拝させていただきます。おかげ様で80回目に入りました。ありがとうございます」

「はい。了解。気をひきしめて、続けなさい。時々、文章にメリハリがなく、ダメ出ししたくなってたけど、あは~。やりたいようにやるのが、今のshibuには大事なんだって思って黙ってたよ~ん。笑」

「あ~~~そのような感じはしておりましたずら~。師匠すんません」

「いいから、まず、コロナだけじゃないのよ。基本的に車の事故なんかも気をつけなさいよ」

「お母さんみたい~」と。

そして野方では、

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野方の笑い地蔵尊さん。

3月のまだ寒くってグレーのダッフルコートを着て伺った時よりも、太陽光の関係か、お顔がよく見えて、本当にニコニコされていらっしゃっる様子を実感。

「笑い地蔵さん、いつもいつも応援を本当にありがとうございます。笑わせろとの指令もお地蔵さんネットで皆さんに配信してくださって、本当に嬉しかったです。なんとか80回まできて、100回までが目前に近づいて参りました。ありがとうございます」

「うん。よかったな。まず、まだコロナのことも含めて安心はできないから帰宅したら、手洗い、うがい、しっかりな。いいかい?笑って行こうぜ」

「はい」

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下を見ると、「一日も早く明るく笑える街に」と。

「野方笑転街 ナンチャッテ♪」

「笑い転げる街!!」

いい空気だな~と・・・

貼り方も、おおざっぱで、それがまた味があって、、、、笑いを誘う~~。

ありがとうございます~。と先を急ぐ。

野方商店街では、テイクアウトのお弁当やお惣菜を各店舗で声を出してお客さんを呼び寄せていて、元気。コロナをふっとばせ~。って。

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上石神井で降りて、グーグルマップ君のいうように歩くと公園。家族でのんびり遊んでいた。写真を撮るとオーラーを拾う。1年前はこの光に神様が宿っていると思ってたけど、スマホカメラのレンズの関係と理解してから、あんまり、そうは思わなくなってはいるが、とても平和で安らかな空気だったので、撮影した私がいる。その時点できっと神様が居てくださっているのかも知れない。

そして歩き歩き

「目的地に到着しました」と彼が言う。

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「関のかんかん地蔵」

看板、修正のテープ貼ってあるのがとてもとても気になってしまった。しかも、修正テープの貼り方も、若干ななめっている・・・・。悶。

訂正前はなんて書かれていたのか?違う名前だったのか?もしくは誤植だったのか?気になる~~~。印刷出版の仕事してきた職業病か~~~。

もごもごしてたら、

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「いらっしゃ~い。訂正テープのことなんか、いいから、お話しましょうよ~~」と

「は?かんかん様ですね~?」

「そうよ~」

「うわ、優しい笑顔、癒される~~」

「ま、私の場合は正徳しょうとく元年(1711年)10月生まれなんだ~」

「う、そうするとてんびん座ですか?」

「何座だろう?よくわかりませんね~」

「あは、私てんびん座なんで、もしかしたらって。笑」

「う~ん。星座はよくわかんないけど、やはり人の心の悩みこと相談って言うのかな?あ、答えは口で言うことはできないけど、聞き役っていうの?ずっとそれしてきて、ある時にある人が祈りながら、私の足を削ったのね。そしたら、その人の願いが叶ったらしくって、その噂を聞きつけて、いつの間にかみんな削ってくれるようになって・・・・それから、見て、足もとに、削るための道具まで丁寧に設置してくれて・・・もう大変よ~」

「あはは。痛くないのですか?」

「石だからね~痛くも痒くもないけどね。でさ~あまりみんな人の業態を気にせずに削るので、ぐらぐらしはじめて・・・で、補強してくれたのよ~恰好いいでしょ?」

「と、いうことは、、、、かんかんさんってサイボーグって感じかんかん?」

「う、ちょっと~今日はさえているんじゃない、オヤジギャク」

「あ、さっき野方の笑いさんにお礼参りしてきたからかな?」

「良かったじゃない。昨日なんてさ~一人っ子政策の映画で落ち込んでたからさ~。心配してたのよ~」

「あ、ありがとうございます。こう見えても根が、、、海綿みたいな所あって、ショックを隠せないと言うか、で、、、次の出会いで笑いがあるとすぐ笑いの方にもギアチェンジするっていうか、単純なんですね~」

「いいじゃない。それでいいのよ。で、削ってみる?」

「いいんですか?」

「いいに決まっているでしょ。なんか願いながら削ってね」

「はい」

ごしごしモゴモゴ~

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「ふんふんふん、へ~そうなんだ~おほほおほおほ」

「かんかんさん、下から削り終わってかんかんさんのお顔見たんですが、恰好いいです。宇宙と繋がってるって感じ~~」

「えへ。だってそのためにここにいる。使命感持ってここにいるのよ。お地蔵でいることは私の誇りなの」

「うわ~恰好いい~~」

「で、shibuのみんなの幸せの願い、了解した。あと、個人的な願いも、了解」

「ありがとうございます~」

そして私は今度は武蔵関から西武池袋線に乗って帰宅しようと歩き出した。

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ここは青梅街道なんだ、と、知る。

私にはある意味思い出深い青梅街道。しかし、若い頃の青梅街道にはいい思い出はない。怖い青梅街道だった。その話はこの場では書けない。でも、今、私は元気に青梅街道を歩いている。

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関町庚申通りとの道路標識。私の脳RASはこの辺の信号を逃さない。しかし、歩いてみたが、見つけられない直感がしたので、今日の所はこれから帰宅するモードで。と、また、歩く。

すると威勢のいい若いお兄さんの声

「安いよ~安いよ~。いらっしゃい~」

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確かに安い。なんでも売っている。店頭にはパイナップルが一個250円で売られていた。

妙にパイナップルを買いたくなった。

そして買った。

夜お腹すいて、なんか甘いものが食べたくなった。

けど、歩き疲れてて近所のコンビニにアイスクリームでも買いに行ってもいいはずが、その気持ちにもなれないほど、実は暑さで疲れがたまっていた。

パイナップル切って食べてみよう。

切って食べた。

息子と同居中に果物好きな息子はよくパイナップルのカットしてあるのを商店街の八百屋さんから買ってきて、分けあって食べたことを思い出した。

疲れが一気に飛んで行った。

あ、そして思った。

思い出があるってことは、すごいなって。

思い出そのものが力になるなって。

日々の生活の繰り返しが思い出になって、力になって行くんだなって。

そして日々の暮らし、そのものが愛なんだって。

関のかんかん地蔵さんは、日々の暮らしの人々の悩み、希望を聞いて足削られても文句ひとつ言わないですごいな。

とにかく愛なんだな。

やっぱ、お地蔵さんって愛にあふれているんだな。

こうして歩く道々の途中で愛が転がっていることを教えてくれているんだね。

ありがとう、お地蔵さん。

私、今日も歩きます。

教えてくれてありがとう。

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