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歩き地蔵のお江戸面白地蔵物語VOL.100 高円寺 豆腐地蔵

おはようございます。いよいよ、100回目になりました。

あ~早いものです。結構毎日、描ける自分にびっくりしています。そして、つくづく、生かされていると思います。

これは私の力ではありません。

もう終末医療しかないと医師につげられて、ふと、描いてみたいと思ったお地蔵さんに助けていただきました。そして読者の方々に本当に助けていただきました。

この場をお借りしてお礼を述べさせてください。

「本当にありがとうございます」

そして、

「これからも、よろしくお願い申し上げます」

では、マップから

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高円寺に100回を迎える時には伺いたかったんです。と、言いますのは、

第15回で高円寺の松応寺の日限地蔵さんに、「まず100回目標に頑張ります」って宣言していたので、「おかげ様で99回まで来れました」とお礼参りに伺いました。そして、このお寺には秋田県出身の佐藤信淵さんのお墓もあるので、参拝してきました。

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「日限さん、ありがとうございます」

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「佐藤信淵さん、ありがとうございます」

そして、ちょっと歩くと今回のお地蔵さんがいらっしゃる長龍寺。

早速、お地蔵さんと会話しながら、この旅を振り返ってみたいと思います。

ではお地蔵さ~ん

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「は~い」

「お地蔵さん、自己紹介していただけますか?」

「あ、はい。僕は豆腐地蔵っていいます。とっても豆腐が大好きです。顔は長年、みなさんに愛されすぎちゃって、今は崩れ気味ですが、美男子だったと思います。今日はよろしくお願い申し上げます」

「はい。ありがとうございます。お地蔵さん、もろもろ、お地蔵さんとおしゃべりしたくって来ました。あのね。来る途中に裏道通ってきたら、猫しゃんにも久しぶりに会えました。猫しゃ~ん。って追いかけたら、止まってくれて、、、、カメラ目線だったんです~」

「見たいな~」

「はい~」

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「はじめは葉っぱの陰から目だけ・・・う、これもかわいい~」

「だねだね」

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「それで私が移動して葉っぱかからないように写しても逃げないの。で、しっかりカメラ目線。いいでしょ~」

「う、神対応じゃんけ~」

「そうなの。でね、ずっとバス停に向かう所見てくれてたの。恰好いいよね~」

「いい奴だな~。僕みたい」

「あは~豆腐地蔵さんもいい奴なの?」

「だよ~和尚さんも豆腐好きなんで、変わりにいつも夜明け一番に豆腐買いに行くんだ。朝いちばん早いのは、パン屋のおじさんっていうけど、豆腐屋も早いんだ」

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「帽子は飛ばされると、困るから、帽子は脱いで、豆腐屋まで飛ぶんだ」

「わ~気持ち良さそう」

「最高に気持ちいいよ。速度はその時の緊急性で変えるんだ」

「豆腐の場合はどれくらいの速度なの?」

「豆腐の場合は明け方の景色を楽しみたいから、鳥さんと同じくらいの速度なんだ。明け方だから、ほぼ、人には見つからない。けど、時々、日中に緊急で呼び出されるときには球体になって、びゅんびゅんやるから、よくUFOに間違われる」

「そうなんだ~」

「見つかると大変だからさ、神経使うんだ」

「私、あれから、この近所に豆腐屋さんないか、グーグルで検索して行ってみたんだ~」

「で、あったかい?」

「いや~グーグルでは、世田谷の梅が丘近辺の豆腐屋さんをおしえてくれたから、バスで新代田駅まで行って、歩いてみたの」

「結構距離あっただろう」

「でも、歩くと、足が痛くなくなるんだ。で、歩けるの。それから歩くと道の繋がりがわかってくるよね。伊能忠敬さんが日本地図描いた時って、いろいろ計測しながらと思うけど、歩いてつながった時の感動って、レベル違うけど、こんな感じなのかな?って思ったよ~」

「そうか~。いい旅してきているんだね」

「お地蔵さんのお陰様です。で、ね、豆腐を小野田屋豆腐店さんから買ってきたの」

「あ、僕もだいぶ前に行ったことあるよ。店主さん元気だった?」

「きっと奥様と二人でやってらしゃるのかな?仲良い感じで元気でしたよ~」

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「でね・・・」

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「はい。冷ややっこ。朝から冷ややっこって変かな?お地蔵さんに食べてもらいたくって作ったの~」

「え、いいの?」

「はい。ぜひ~新鮮なところをどうぞ~」

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「く~~~うまいじょ~。懐かしい味だじょう~~~。最近はスーパーでも、もちろん買えるけど、やっぱお店から直接に手にする豆腐は新鮮で、深みも違うぜ。う、大豆の甘味が最高だぜ~」

「う、嬉しいな~。大阪のお地蔵さんにたこ焼き食べてもらってから、お地蔵さんに、喜んで食べてもらうシリーズいいな~って今朝閃いたの~」

「あはは。いつでも大歓迎だよ~~。この間の目黒不動さんの時、うなぎ、食べさせてあげたら良かったのに~」

「う~~~ん。ですよね~。けど・・・うなぎの予算がどうしても出なくって…苦笑」

「あはは。AだかBだかCだかわかんないけど、、、、僕は豆腐大好きで、今日は大満足~」

「ありがとう~。あ、それからね、、、私、豆腐屋さんのあと、豪徳寺に行ったのね」

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「これ駅前のまねき猫しゃん。可愛いよね~。一回目に行った時には気が付かなかったけど、今回は目に止まったの。不思議だよね~」

「本当だ」

「けど、ね、緊急時代宣言無くなったけど、豪徳寺はまだ閉まってた。普通の人はネットで調べて行くんだろうけど、足がまず歩いて見ろ、って歩いた。そしたら、また、地図がつながっていった。地名と地名が合致してくるんだね~」

「そうか~良かったな~」

「あ、この続きもあるんだけど、、、今日はこの辺でおしまいにするね」

「あ、ちょっと、ちょっと待って~。お地蔵さんネットからプレゼントがあるんです。一言地蔵さんから、絶対に渡すようにって」

「え~何?」

「おほほん」

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「表彰状

 shibuどの

あなたはある時、自分がお地蔵さんのようにつるっぱげになったことをきっかけに、お地蔵さんの絵を描いて、一緒に語ろうというサイトをnoteに立ち上げ、100回、まずやってみようとはじめ、途中困難な時もあったにもかかわらず、九州や四国や大阪や新潟のお地蔵さんにも声をかけてくれ、眠っているお地蔵さんを起こしてくれてありがとう。

ここに単純に単細胞で、落ち込んだり、泣いたり、笑ったり、忙しいけど、頑張っているshibuに心より感謝申し上げます。

          お地蔵さんネットワークるんるん友の会、会員一同」

「うわ~泣けるし~~~」(自分で自分を褒めているワケで、、、笑う~)

「喜んでくれた~?」

「わ~最高だも~~~ん。ありがとう豆腐地蔵さん~」

「いやいや、お礼は俺にではなく、世界のお地蔵さんにだね。それから、FBのお地蔵さん調査隊の皆さんにもだね~」

「はい。本当に本当にありがとう。百回で終わらないから。髪の毛も伸びてきたけど、終わらないから。私、終わらない」

「そうそう、それでいこう」

「はい」


皆さんも、いつも読んでくださり、ありがとうございます。

これからも

「歩き地蔵の面白お江戸地蔵物語」をどうぞ、よろしくお願い申し上げます。


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