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むらさめさんの「服部昇大先生の『邦キチ!映子さん Season10』レビュー『なんで「邦キチグランプリ』ベスト9の発表漫画が単行本未収録なんですか?服部先生!」を読んで


みなさんは「日ペンの美子ちゃん」をご存じでしょうか?昔、漫画雑誌の広告としてついてた、ペン習字教材通販の広告のマンガ。(広告。)毎回、子猫を相手に時事ネタ季節ネタを起承転結の起(あるいは起承)として、最後は「日ペンだから安心ね」的なコマで終わる水戸黄門的展開のマンガ(広告)だったのですが、しばらく前から見ないなと思っていたら2017年からはツィッターで毎週水曜日に更新されていて、ページのどこか一コマで美子ちゃんが日ペンに言及する他はほぼ時事ネタという鋭い作品に進化しておるのです。最近Xで欠かさず読んでいるのですがなんとこの6代目美子ちゃんの作者さんがこの「邦キチ!映子さん」の服部昇大先生だったのですね。

そうと知ってnoteで「邦キチ!映子さん」の記事を探し、出会ったのがタイトルのnoterさん=むらさめ さんなのですが、このむらさめさんのこの記事に「邦キチ!映子さん」の登場人物のセリフとしてこんな言葉がありました。(邦吉映子さんは邦画が大大好きな高校生。今日も部活の仲間たちと熱い映画談義をしています、というストーリー)

「女をドキドキさせるのは男の義務!」

「女をドキドキさせるのは男の義務!」

https://note.com/murasame201/n/n5b591a226fce

「義務」なの?とか、昨今のジェンダーの見地からみてこの発言はどうなの?とか逆もまた真と言える?とか、考えは拡散するばかりで全く纏まらないのですけれど。

男の子の母は「ハラハラする」とよく言いますが女の子の母はそうではないし、男の子の母は「(ハラハラさせられることを)もう諦めてる」と言いますが女の子の母はそうではない、といったことなどを考え合わせると、仮に「女をドキドキさせるのは男の義務!」を真とすると男の子たちはその母親たちに立派に義務を果たしているように思えるし、倦怠期の夫婦とかで妻をドキドキさせない夫は義務を果たしていないと言われればまさにそうだと思わざるをえないし、職場で男性上司や男性同僚にドキドキさせられてたら身がもたないやなとも思うので、「(好きな)女をドキドキさせるのは(その女に対するその)男の義務!」だったら文句無く正しいように思う。

(肝心の、この回を読んでいないので全然見当違いの事を書いていたらスミマセン🙇‍♀️ 連休中に買って読むので!)

反対に「(好きな)男をドキドキさせるのは(その男に対するその)女の義務」とも言えるだろうか? 義務ではないなぁ。落としたい男をドキドキさせるのは女のテク、とは言えるかもしれないけど。

「(好きな)男をドキドキさせるのは(その男に対するゲイ)男の義務」…かどうかは不明だけど私の知ってるゲイカップルはいい具合に相手に小さなサプライズを欠かさない。

「(好きな)女をドキドキさせるのは(その女に対するビアン)女の義務」…かどうかは不明ながらもドキドキさせられる方がきっと嬉しいと思う。

「(好きな)男をドキドキさせるのは(その男に対する)女の義務」…ドキドキさせられる方がきっと嬉しいだろうけれども絶対に義務じゃない。

「(好きな)女をドキドキさせるのは(その女に対する)男の義務」…義務だよね。

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