見出し画像

私にできること

今週の私

新しく買った柔軟剤を使って回した洗濯物がいい香りすぎて、いい気分の月曜日
ちょっとだけ早起きして朝からフレンチトーストを準備出来た、リッチな火曜日
大好きな人と2カ月ぶりにふらっと京都集合、満たされすぎた水曜日
数日前に誕生日だった子にやっと直接おめでとうが言えた、つっかえが晴れた木曜日
メイちゃんの執事をみて不意にキュンキュンしてしまった、ときめきの金曜日


こんな風に過ごした私
なんだか穏やかで、ちょっと浮かれた大学生の1週間

のようだけど

こればっかりが今週じゃない


知らない間、なんてない

一人暮らす私は自分の力で生活を整えていかなくちゃいけない

例えば知らぬ間に寝てしまった夕方

ぱっと気づいて目を覚ましても

勝手に布団が掛けられているわけはない
つけたままの電気は煌々とついていて
開けたままのパソコンはその時のままの画面でストップ

部屋の状態が寝る前と起きた時とであまりにも同じすぎて

外が暗くなっていて、カーテンを閉めてないことに焦る瞬間とか
テレビをつけた時にやってる番組が既にゴールデン帯に入ってたとか

なんかそんなことで寝ていたことをやっと認識する

目が覚めたのも

誰かが帰ってきて玄関の音がしたとか
夕飯のいい香りがしたとか
母が「まだねるのー?」って話しかけてきたとか

そんなの1つもない

ひとりでに寝て、ひとりでに起きる私は時々悲しくなる


なんだか不思議だ

それでも時間は進んで、また次の朝が来て、気づけばもう家を出る時間

毎日違う喜びと悲しみとを繰り返しながら、毎日同じ時間の流れの中で一生を生きる

なんかこれって、すごいことじゃない?

同じ日本に暮らしている人間全員が同じ時間を共有しているのに、各々がそれぞれにしかない感情を抱えて過ごす同じ1日

楽しいも、悲しいも、嬉しいも、寂しいも、

感情って一番自分を振り回すのに、時にそれを押し殺して涼やかな顔で、学び働き生活を営んでいく

やっぱりなんかすごい


私は受け止めたい

だからこそ、
精一杯生きようとする姿は私には輝いて映る

どう過ごしてもいい1日を
どう過ごしてもいい1週間を
どう過ごしてもいい1年を

どう過ごしてもいい一生を

自分の意思で精一杯生きようとする

必ずしも目立った頑張りなんて必要ないと思う

その日の精一杯がuberでご飯を頼むことならそれでいい
その日の精一杯が電車に乗ってコーヒーを飲みに行くことならそれでいい

疲れた自分を癒すことも立派な用事

いつか下した大きな決断も
知らぬ間に背負った大きな責任も
自分に向けられた期待の目も

放り投げたい日だって誰にでもあると思ってしまうのは私だからだろうか


でもそんな私だからできることもあるんじゃないかとも思う

生活を営むことさえも大変だ!と思ってしまう私は、毎日決まった時間に寝起きする人をすごいと思える
前に出るのが苦手な私は、勇気をもって手を挙げることが出来る人をすごいと思える

強気な日も、弱気な日も、それも全部変わらない一人の人間の人生のかけら

どんな自分が現れようと、それも自分

なんだか弱くなってしまったと思ったときは、それを認めている人がいることを思い出してみてほしい

精一杯生きる人のいつかの1日が少しでも明るくあればいいな


ー頑張るあなたに綴るー




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?