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株式会社 1Line Official note Vol.041


ONE CARE「 クレンジング編 」

はじめに / ONE CACEとは?

ファニチャー・ケアの総合サービスを提供するONE CARE。
家具が製造されてから廃棄されるまでの期間に必要となる様々なサービス、商品を取り揃えています。
主なメニューは以下の通りです。

●コーティング / ONE COATING
 モノを綺麗に長持ちさせるアンチエイジング・テクノロジー。
 最大12種類の機能を、風合いを変えず、自由なタイミングで、プラスします。

 これからは、デザインでモノを選び、必要な機能を後から付ける時代。
 モノが長持ちすることで廃棄ロスを減らす、これからのサステナブル社会を支える技術。
 1Lineが開発、展開する独自のコーティング・サービスです。
●クレンジング
 家具専用に開発されたクリーニング・テクノロジー。
 経年使用によって付いた汚れ、菌、臭いなど、様々なものを落とします。
 目で見える汚れは、その種類や原因によって液剤を選定し、専用の機械等を使い丁寧に落とします。
 目で見えない菌や臭いなどは、独自の除菌・抗菌技術である菌滅によって除去します。
 ただ洗うだけではない、しっかり汚れ等を落とすクレンジングを掲げています。
●修復
 職人の手による家具のリペア・サービス。
 キズやシミを目立たなくしたり、シワの修復など、内容に合わせて、専門の職人が対応。
 クレンジングでは落とせないキズ等を修復することで、家具を甦らせます。
●倉庫物流
 多種多様な提案ができる倉庫物流サービス。
 ONE CAREの拠点は、東京都心近接の港区内にある延床15000平米の物流倉庫。

 家具に必要な技術等と倉庫物流とが一体となった、ワンストップ・サービスを提案します。
 保管、配送、荷受け、デバンニング、検品など、対応可能です。
 これまでの、ただ保管・配送するだけではない、物流の過程で、モノに付加価値をプラスする新しいサービスを提供します。
●ケア用品
 家具専用のケア用品を企画・開発し、商品化。
 昨今問題となっている、市販の消臭スプレーや除菌を行うことで起こるトラブルを防ぎます。
 独自の菌滅やONE COATINGの技術、修復の知識を活用し、自分達が本当に必要だと思う商品を開発。
 家具には家具専用のケア用品を選択することで、不要なトラブルが減り、綺麗に長持ちします。
●リユース
 家具の再生事業。

 独自の除菌・抗菌、クレンジング、修復、コーティング等の技術や倉庫物流サービスの強みを活用。

 リサイクルではなく、機能性・社会性をプラスしたアップサイクルを目指しています。
 家具の廃棄ロスを減らすことで、ONE CAREが目指す真のサステナブルを実現させます。

目指すのは、クリーニングではなく、クレンジング。

1Lineが、クリーニングではなく、クレンジングを謳うことには理由があります。従来のクリーニングでは、付いてから時間が経過した家具の汚れは落とせません。加えて、家具の汚れは、目で見える汚れだけではない、目に見えない菌や臭いなど、経年使用による総合的な汚れの除去を必要とされています。

家具の汚れの特徴
・水性、油性、粉体など様々な種類の汚れが付いている
・汚れが付いてから、相当の時間が経過している
・目に見えない菌やカビが付着・繁殖
・汚れや菌、人や動物を原因とする臭いが付着

これら家具の汚れを落とすためには、従来の洗浄に加えて、様々な技術・液剤を使用します。
そのため、洗浄ではなく、汚れを落とすクレンジングという言葉を使っています。

1.汚れに合わせた専用洗剤を選定

汚れには、大きく分けて、3種類あります。
・粉塵汚れ
・水性汚れ
・油性汚れ
それぞれ性質が違うので、落とし方や選定する洗剤も変わります。

土、ほこりやゴミなどの粉塵は、ブラッシングや拭き清掃で落とします。
まずは、表面に付着した粉塵汚れを綺麗に除去します。

次に、水性汚れと油性汚れとでは、分解に有効な洗剤が変わります。汚れの状態などを見て、これら洗剤を選定します。

2.洗浄

布と革や合成皮革とでは、洗浄の仕方が異なります。

布の場合、専用機械である業務用リンサークリーナーを使って洗います。リンサークリーナーは、形は掃除機のようですが、内部に水のタンクが内蔵されています。ホース先端から高圧力で水が飛び出し、同じく先端に付いた吸引装置で、その水を直ぐに吸引します。そうすることで、過度に家具を濡らさず、しっかり洗うことができます。

洗浄が終わり、タンクの水を排水すると、下の画像のように真っ黒です。これは、保育所内に設置された児童用家具を洗浄した際のものですが、まだ3ヶ月しか使っていないのに、こんなに汚れていました。家具の汚れの特徴は、全体的に汚れが進むので、汚れていることが分かりにくく、実は思っている以上に汚いというものです。

特に最近は、界面活性剤が入った市販の消臭・除菌スプレーを、高頻度で使用されているケースが多いですが、汚れを吸着させる界面活性剤の働きで、使うほどかえって家具が汚れやすくなっています。


次に革の場合、ブラッシングや拭き清掃で汚れを落とします。靴のメンテナンスで行われる汚れ落としに近い方法です。革は、汚れを落とす際、必要な油分や栄養分が抜けてしまうので、適切にそれらを補給してあげないと、油分等がなくなってカサカサになってしまいます。正に、人の肌と同じです。

ホワイトレザーのチェアに、半分だけ洗浄を行った画像がこちらです。適切に汚れを落とすと、かなり綺麗になることが分かると思います。

3.菌滅 / 菌、ウイルス、カビの除去

目に見える汚れを取り除く洗浄が終わった後、目に見えない菌などの除去を行います。これら菌やウイルス、カビを落とすことも、家具のクレンジングの内と考えています。


1Lineでは、除菌・抗菌の独自ブランド「菌滅」があります。コロナ禍で、医療現場をはじめ、教育、福祉、商業施設など、様々なところで採用され、活躍してきました。その菌滅の技術を、家具のクレンジングに活かしています。

家具の場合、アルコールや塩素などの薬剤は、素材を傷めてしまうため使えず、また、汚れの原因になる界面活性剤も使えません。それらを一切含まない菌滅が、最も適切です。効果、品質は、日本国内の試験機関で、機能ごとにエビデンスを取得しています。


菌滅(除菌)のエビデンス
・消臭 99%以上
・除菌 99%
・抗菌 99.999%
・抗ウイルス(エンベロープ型) 99.99%
・抗ウイルス(ノンエンベロープ型) 99%
・抗かび 99.9%
・白癬菌(水虫) 99%

4.消臭

その他にも、目に見えないものに、臭いがあります。

臭いは、それぞれ原因となっている成分があり、分解できるもの、できないものがあります。1Lineのクレンジングでは、人や動物から出る臭いの原因であるアンモニアや汗などの臭気成分を分解する薬剤を使用して、消臭を行います。

臭気成分ごとの除去率
・アンモニアガス 99%以上
・酢酸ガス 98%以上
・イソ吉草酸ガス 98%
・ノネナールガス 85%

臭気カテゴリーごとの除去率
・アンモニア臭 99%以上
・汗臭 98%
・加齢臭 85%

このように、ただ洗うだけではない、しっかり汚れや菌、臭い等を落とす、家具のクレンジングを目指しています。
これまでの汚れを除去するクレンジングの後は、これからの綺麗を守るONE COATINGをお勧めしています。ONE COATINGは、目に見える汚れを弾き、目に見えない菌や臭いを抑え、摩擦などから守ります。
株式会社1Lineは、家具も、人も、地球も笑顔になるサービスを、これからも目指していきます。