傷つき傷つけて

そんなに綺麗な恋愛はできないのかもしれないと思った。

自分の幸せのために相手を想うのが恋で
相手の幸せために自分の気持ちをコントロールできるのが愛だと言うのなら
私は一生恋しかできないのかもしれない。

好きな人には好きって言いたい。
好きな人には好きって言ってほしい。

ほんのついこの間まで本当にそう思っていた。

でも今は少し違うのかもしれない。

今日は朝から体が動かなかったので仕事を休んで家で1日過ごしてた。

恋人のことで最近は頭がいっぱいだったけど今日は頑張らなくてもあまり考えずにいられたから映画をみて、ドラマを見て、少し寝た。

それでもふと恋人に今までしてもらっていたことを思い出した。

私は2022年の1年間ほとんど、身も心も病んでいた。
自分が世界で1番大嫌いで、生きているのがあまりにも辛かった。

その時は自分が辛いってことでいっぱいで、私のネガティブを全部受け止めて嫌そうな態度はもちろん、見捨てずどんな時も支えてくれた恋人の偉大さに何も気づけなかった。
本当に何も。

「2人が落ちてしまうのが1番ダメだから」

いつもそう言って私のことを支えてくれた。

ネガティブな私と付き合っていて楽しいと思えたことはあったのだろうか。
きっと恋人も辛かったに違いない。

急にあまりにも申し訳なくなってしまった。

私は恋人を傷つけていた。
それも長い時間をかけて。

知らず知らず何度も悩ませていたはずで
それを当たり前だと思っていた。

恋人に傷つけられたと思っていた。

違う。

私もあなたを傷つけていた。

ごめんね。


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