上手な先生は、ふたつの要素を持っています。
 
1
英語の技術的な指導力
例えば、発音の教え方、文法の教え方です。
これは専門的な技術です。（品詞や文法の知識など）
 
 
2
英語の技術以外の指導に関すること
例えば、雰囲気づくりや、受講生の個別性に応じた対応です。
学術的には、
「教育的タクト」
「省察的実践」
などと言ったりします。
 
 
私のレッスン受講経験だと、
高評価の先生には共通の特徴があります。
それは、
 
「一瞬待つ」
 
です。
 
 
「ん？　この受講生は何か言おうとしている」
「息を吸った」
「口を開いた」
「画面を見て検索しているのかな？」
 
と、受講生の様子を観察し、
受講生の要望を汲み取って対応してくれます。
 
やや抽象的に言うと
・口数は少ない方
・よく考えてから発言してくれる
・受講生の話をよく聞いてくれる
・一呼吸置いてから話す
・受講生に何をしてほしいのか質問してくれる
・先生がとても落ち着いている
 
です。
これらが高評価の先生の特徴です。
 
 
なお、こういう先生が苦手な受講生もいるでしょう。
それは悪いことではなく、考え方や相性です。
そういう人たちからすると、
「先生があまり発言してくれない」
などという評価になるかもしれません。
 
 
まあ、日本の学校の「生徒指導」も、いくらか似たようなところがあります。