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20180208社説から見る現代日本

おはようございます。

昨日「2月7日」という日付は、1855年に択捉島の北を日露間の国境と定めた日露和親条約の締結日にあたります。

この締結日にちなみ、2月7日は「北方領土の日」とされています。

本日、産経と毎日が「北方領土問題」を社説で取り上げており、以下のとおり二紙社説からポイントを引用しています。

産経:「安倍晋三政権は、北方領土での共同経済活動の実施を足がかりに領土問題を進めるとしている。だが交渉は順調とはいえない。双方の法的立場を害さないという「特別な制度」を目指す構想自体、法技術的に無理があり、日本の主権を危うくしかねない。

(中略)

ロシアによるウクライナのクリミア併合は、北方領土問題と同根といえる。相手は軍事力で現状変更を図る国であることを、けっして忘れてはならない。」


毎日:「アジアでは、北朝鮮の核・ミサイルに対するミサイル防衛システムなど米国の軍事プレゼンスが高まっている。警戒するロシアは択捉空港の軍民共用化を決めるなど、北方領土を含む千島列島で軍備を強化している。ロシアにとって北方領土の軍事的価値は高まっている。

こうした状況では、ロシアが北方領土を手放すことはないだろう。交渉環境は厳しさを増している。」

<社説一覧>
日経:岐路に立つITプラットフォーマー/ソニー新社長の仕事は何か
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:米副大統領来日 北の融和姿勢に惑わされまい/線香配布問題 疑惑を持たれぬよう襟を正せ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:北方領土の日 ロシアの不誠実さ許すな/米副大統領来日 偽りの融和認めぬ結束を
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:診療報酬とかかりつけ医 24時間安心の地域医療を/戦後73年の「北方領土の日」 厳しさがつのる交渉環境
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:北陸の大雪 日頃から備える意識を/中学の部活動 「自前主義」を離れて
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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