20180628社説から見る現代日本

おはようございます。
本日のオススメは朝日の「党首討論 「歴史的使命」立て直せ」です。

国会で建設的な議論を進めていくためにも一定の仕組みや制度が必要であることは異論ないと思います。

問題は、その制度や仕組みをキチンと運用すること。どんなに立派なハード(制度・仕組み)を導入してもソフト(運用)に課題があると当初目的を達成することは困難となってしまいます。

以下、朝日社説からの引用です。

「(前略)今国会で2度目となる党首討論がきのう開かれた。1カ月前の前回は、首相が質問と関係ない話を延々と続けたり、論点をすり替えたりして、議論の体をなさなかった。

その反省を生かせるかが焦点だった。行司役の委員長が冒頭、与野党双方に「発言は簡潔に」と求めたのもその表れだ。

だが、残念ながら、今回も緊張感のある丁々発止の議論には程遠く、党首討論の存在意義そのものが問われる危機的状況と言わざるを得ない。

(中略)

枝野氏は前回の討論後、「意味のないことをダラダラとしゃべる首相を相手に、今の党首討論はほとんど歴史的意味を終えた」と語った。首相はきのうの討論の中で、この発言を引いて「本当に歴史的な使命が終わってしまった」と言い放った。

党首討論は英国議会をモデルに、国会論戦の活性化を狙って00年に正式に導入された。与野党のトップ同士が大局的な見地から議論を深める意義は、決して失われてはいない。民主党政権下での野田首相と野党自民党の谷垣禎一総裁との討論が、社会保障と税の一体改革につながった例もある。

「歴史的な使命」を終わらせるのではなく、与野党がともに、本来あるべき姿を実現するための方策に知恵を絞るのが筋だ。何より大事なのは、議論を通じて政治の質を高めようという意思である。」

<社説一覧>
日経:建築ルールを軽視する風潮を改めよう/受動喫煙対策を着実に進めよ
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:党首討論 大所高所から政策を論じよ/富山交番襲撃 拳銃強奪はなぜ繰り返される
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:交番襲撃 「治安の象徴」どう守るか/イラン原油の禁輸 国益損なわぬ調達交渉を
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:党首討論の「歴史的使命」 与野党で投げ出す愚かさ/受動喫煙の防止対策 東京が全国のけん引役に
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:拳銃強奪事件 「安全」が襲われた衝撃/党首討論 「歴史的使命」立て直せ
http://www.asahi.com/news/editorial.html

※『社説から見る現代日本』マガジンhttps://note.mu/1minute_history/m/m70d97edb0376

※『1日1分歴史小話』マガジンhttps://note.mu/1minute_history/m/m7db9a358d26a

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李東潤(りとんゆん)

1983年生まれ。青山学院高等部卒、慶應SFCでは学部優秀論文賞受賞。2006年住友商事に入社し、海外駐在を含めた実務経験を得て2017年独立。歴史を軸にしたコンテンツ作成を通して様々な「分かりにくい」を解消中。ベンチャー企業のバックオフィス業務や経営者のコーチングにも従事。

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