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20180123社説から見る現代日本

おはようございます。
昨日、通常国会が召集されました。冒頭に安倍総理による施政方針演説がありました。

全紙、その内容について取り上げています。

以下、各紙のポイントを引用をします。

日経:「憲法論議が重要な政治課題であることは否定しない。とはいえ、あまり急いであおり立てれば与野党対立が過熱し、予算案や働き方改革などの法案の審議まで影響を受けかねない。今年は全国規模の大型選挙がない。目先の人気取りに走らない国会論戦ができるはずだ。」

読売:「首相が衆参両院で、施政方針演説を行った。「働き方改革」について「70年ぶりの大改革」と位置づけた。時間外労働の上限規制の法制化や「同一労働同一賃金」の実現に意欲を示した。(略)「国難」とみなす少子化問題に関して、首相は、社会保障を「全世代型」に転換し、介護職や保育士の処遇改善に努めると訴えた。着実に進めることが大切だ。

(中略)

日韓関係では、昨年まであった「最も重要な隣国」との表現が削除された。慰安婦問題を巡る日韓合意に否定的な文在寅政権の動向を踏まえれば、当然だろう。」

産経:「安倍晋三首相は施政方針演説で、核・ミサイル開発を進める北朝鮮を「重大かつ差し迫った脅威」と指摘し、その計画を放棄させ、拉致問題を解決すると強調した。それは妥当だとしても、安全保障環境を悪化させる元凶は北朝鮮だけではない。その点を素通りしているのは物足りない。」

毎日:「首相は演説冒頭、150年前に会津の白虎隊で新政府軍と戦った後、東京帝国大総長などに登用された山川健次郎のエピソードを紹介した。山口県選出で長州の立場から明治維新を語ることの多い首相があえて元会津藩士の活躍に触れたのは、野党との融和姿勢の表れであろうか。」

朝日:「忘れてならないのは、改憲は首相の都合で決めていいものではないということだ。 首相はきのうの施政方針演説で「国のかたち、理想の姿を語るのは憲法だ」と述べた。これに対し、立憲民主党の枝野幸男代表は「憲法は国民が公権力を縛るためのルールだ」と反論。首相が間違った前提を改めなければ、「まっとうな議論はできない」と指摘した。 改憲の是非を最終的に決めるのは、主権者である国民だ。」

<社説一覧>
日経:よりよい合意へ建設的な国会審議を/TPP経済圏へ道筋固めよ
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:施政方針演説 働き方改革で成果が問われる/日米原子力協定 核燃サイクルの実現が大切だ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:施政方針演説 中国の脅威に言及足りぬ/働き方改革 活力引き出す処方箋示せ
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:安倍首相の施政方針演説 挑発を抑えたのは前進だ/中学の運動部活動で指針案 「休養なし」では逆効果だ
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:機密費判決 知らしむべからずの罪/憲法70年 際立つ首相の前のめり
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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