次男・お泊り保育に行く
寂しがりやで内気な次男がお泊り保育にでかけた。
思い返してみると、次男が親抜きでお泊りすることは初めてだ。
◇
3年半前、三男出産のときに5日間の入院をした。
ちょうど春休みでパパの仕事も毎日遅い。まるっと5日間実家にお願いすることにしていた。
はずだったのだが、叶わなかった。
年少さんだった長男は問題なかったのだが、次男は夜になると泣いて泣いて手に負えなかったらしい。
どうにもならずに夜の10時過ぎ、パパが仕事から帰ってきたタイミングで子ども達は帰宅することとなった。
実家が近くて本当によかった。父よ、母よ、申し訳ない。
いつもの家で安心したのか、さっきまで泣いていたことがウソのように次男はぐっすり眠ったそうだ。
私が退院するまでの数日間、母は実家と我が家を往復し、夜にパパとバトンタッチしていた。本当にお世話になりっぱなしだ。
◇
家族旅行に行ったときは、夜泣くなんてことはなかった次男。
突然、いつもの環境・いつもいる親、どちらもない状況に気持ちが追いつかなかったのかもしれない。
2歳半だったし。
それ以降、次男だけ(子どもだけ)でばあばの家などに泊まる機会はなかった。というか、次男の様子から、機会を設けなかったと言ったほうが正しいかもしれない。
そんな次男がお泊り保育に。。
「がんばれ」という気持ちと、「大丈夫だろうか?」という気持ち、シーソーのようにぐらぐらした気持ちを抱えた私が、今これを書いている。
◇
お泊り保育に対しては、半年くらい前から意識していた次男。
「楽しみ」と言う日もあれば、「行きたくない」と言う日もあった。
体調に不安がなければ、「行きたくない」と言われても行ってもらうつもりだった。
行かなかったら行かなかったで、たぶん後悔するだろうし、経験して欲しいとも思っていた。
反面、無理強いするのに抵抗もあった。
親である私が優柔不断なのである。
子どもの真意を、上手に推し量れないシーンばかりで困ったものだ。
親だからって、子どものことをすべてわかる、なんてことは、当然ながらまったくないのだ。
◇
昨夜は「明日の夜、寂しいから行きたくない」と言った次男。
かと思えば、長男から借りた大き目のリュックに準備品を詰めていると、「これ次男くんの?」とワクワクした目で聞いてくる。
「楽しみなの?不安なの?どっち?」と惑わされてしまった。
三男にリュックをいたずらされ、怒って「三男くんは年長さんになってからでしょ!これは次男くんの!」と言う。
楽しみな気持ちに傾いているんだろうな、とちょっと安心した。
◇
次男、今朝はまさかの5時起きで、リビングで寝ていたパパがたたき起こされた、らしい。
次男とパパの話声で起きた私である。
早々と着替え、朝食を食べ、「まだ行かないの?」と聞いてくる。
昨日の「行きたくない」発言はなんだったのかと思うほどの変わりようだ。
こちらが不安になる。
◇
結果的に、楽しそうに出発していった。
今頃は、バスで向かった見学施設で楽しんでいることだろう。もしかしたら、行きのバスでひと眠りしたかもしれない。
長男のお泊り保育でも行った施設、家族でも1度訪れている場所だ。
◇
もしかしたら、夜になって不安になって泣いてしまうかもしれない。
先生には申し訳ない。。
けれど、絶対思い出に残っているはずだ。
明日になれば、今日のことをたくさん話してくれると思う。
もしかしたら泣き言かもしれないが、それもまた楽しんで聞いてあげたい。
サポートしてもらえたら泣いて喜びます!子どもへのご褒美と、私の勉強代にさせていただきます。