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令和の平和の創り方

先日、令和の時代に世の中をどう平和にしていくかを対話していく、世代を超えたセッションを見てとても勉強になったので僕なりの氣付きをシェアしたいと思う。

8月15日の終戦記念日。

ゆとり世代の自分も学校の先生方やメディアから間違いなく教育を受けて、強烈な印象を受けている戦争の歴史。

修学旅行で行った広島原爆ドーム。

その教育の甲斐もあり、間違いなく戦争を繰り返してはいけないという風土は情勢されていると思う。これは間違いなく意味のある教育だと思う。

しかしながら、平和を考えさせる上で毎年変わらない戦争への反省を促すメディアを見る中で、何かが足りねえ!!と感じていた。

それはなんなのか。

それは発想の全てが今の次元から抜け出さずに、過去の延長戦上に続いているものだからだと思う。

過去やってしまったこと、もう取り戻せない過去の過ちをひたすらに批判し、それをその当時の時代に生きていない世代が反省し、改善し、もう2度とやらないと誓う。これは確かに必要なアプローチだったと思う。

でも、ただそれだけを教育やメディアで毎年のように繰り返すのは厳しい言い方をすると単なる思考停止だと思う。

そもそも、過去の行動を分析して反省して改善を促すアプローチは昭和、平成においてどこの組織においても評価されやすいアプローチだと思う。

でもその多くの人から評価されうるアプローチを世界中の人たちが繰り返してきた中で、戦争は世界でなくなっただろうか。

『もうこんな悲劇は繰り返さない』

という"被害を減らす"風土情勢のアプローチは必要なアプローチではあり、周囲から評価されるだろうがそれは対処療法に過ぎない。
病氣を患ってそれを手術して取り除くという方法は頻繁に取られるが、そもそもの原因を俯瞰して探究して、生活習慣を改善する方法は取られにくいのと同じだ。

そもそも戦争が起きる原因というのは、様々な社会背景、金融システム、正義のぶつかり合いが前提にある。

世界には70億人の人口がいて、人類みなそれぞれ考え方が全く違う中で、政治・宗教・文化背景・領土等を巡り、それぞれのロジックでぶつかり合う。
性悪説を唱える人はいるが私はそんなものは信じていない。そもそもわざわざ争いたくて争いたい人はある一定数いたとしてもかなりの少数派ではないかと信じている。

そして、それぞれの考えがぶつかった先にどれが正しいかの線引きを誰もが納得する形で決めることは出来ない。そうなった時に同じ次元にとどまって試行錯誤しても根本的に解決することは難しい。

そして残念なことに今世界で取られている正義の線引きは、結局のところ発言権のある権力者により行使されているものだ。

ではどうするのか。

それは『争うことなんてアホらしくなる』くらい次のステージに進むことだと思う。

例えば幼稚園児や小学生がそれこそ本氣で喧嘩する様子を見て、そもそものそれぞれの正しさを検証したり、原因を取り除くアプローチをずっとし続けるだろうか?

両者の争いをなくす方法は、喧嘩していたのがアホらしいと思うことが一番ではないだろうか。何故喧嘩していたのか思い出せないくらい、遊んで笑いあうことではないだろうか。

こういう事象が該当するのら何も子供だけじゃない。

受験戦争で苦しんでいた高校生の頃。第一志望の憧れの早稲田大学を一目見ようとオープンキャンパスに行った。

その時に驚いたのは一言で言うとそこは大学の良さを真剣にアピールする場ではなく、その場にあった波動はただ圧倒的なお祭り感だったのだ。

太鼓と共に突如応援部が受験生を応援するメッセージを全力で叫んでくれる。
その掛け声と共に、大学入学を掛けて本来争うはずの沢山の受験生達がおもむろに肩を組んで輪になり、校歌を歌う。この瞬間に争っていた受験生同士は突如一瞬にして仲間になった。この光景に感動したのを今でも鮮明に覚えている。あの瞬間にこそ世界平和の姿があったと思う。

人を平和にするのは何も戦争を反省して、辞めることだけじゃない。

手に取る武器を置いてしまうほどにワクワクすることや、楽しいこと、今やっていることが馬鹿らしくなるほどに夢中なことで遊ぶこと。みんなで騒いでお祭りをすること。

それも平和への立派なアプローチだ。

そしてただ騒ぐことだけがお祭りじゃない。人それぞれが持っている天才性を活かして、政府や政治家を批判する暇がないくらい夢中になれる何かを見つけて、それをただひたすらに実践する。そうすると毎日の日常が突然お祭りに変わる。

そう、私にとってとお祭りはANOTHER TEACHERで日本人全員をせんせいにすることだし、小学生からおばあちゃんまで所属する天才バンクのコミュニティの仲間と過ごすこと。そして本業を通して日本のサラリーマンを勇氣づけていくこと。これが私にとってのお祭りで、世界平和そのものだ。

一人ひとりが夢中になれる何かを見つけて、そこに向けて行動することで世界平和はいつの日か実現する。
その未来に戦争なんてきっとバカらしくてなくなってるに決まっている。

この令和の時代で気づけば戦争なんてなくなっているくらいに今を圧倒的に楽しく、生きようじゃありませんか!!

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