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電車の使い分け

奥さんが四国出身ということもあり、私が若い頃初めて高知県へ旅行に行った時の話です。

駅があり、改札があり、きっぷを買って入場する。その先でのる乗り物はもちろん電車である。
「良い雰囲気の電車だね」なんて二人きりの車内でロマンチックなアバンチュールを満喫している私に当時の妻はこう言った。
「でんしゃ? これはきしゃと呼ぶんじゃ」

東京生まれの東京育ち、中央線が世界の中心であるかのように育った私にとっては、かなりのカルチャーショックだった。「いまどき、きしゃ?」
さらに続けざまに妻は言った。
「路面を走っているのが電車じゃ」

「電車じゃ」の後に「ボケ」が続きそうな響きが懐かしい…。今思うとこれが結婚までノンストップで走る新幹線であったような気がする。

ちなみに、きしゃというのは、どうやら気動車列車というのが縮まって、きしゃと呼んでいたらしい。そこらへんの違いは妻も認識していなかった。
ともかく、蒸気で走るあの汽車ではなかったんだと再確認した次第です。

24/47 「く」うせきばかりじゃふあんかい?いけ!ブルーオーシャン号! 完成

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