直近の傾向として「L北斗の拳」「Sカバネリ」は流出傾向か。「ジャグラー」はシェアを落としている。メイン機はシェア微減も、稼働は維持～上昇。基本的に既存機は維持～上昇、主に今年3月以降の機械が減少を続けている（新台へ移行している）。

この傾向と、今年これまでの流れから、
・現在、S部門は想定より低い推移となっているが、後半はS市場が伸びるのではないか。
・今後、市場（顧客）において‘低単価・低価格ニーズ’が高まっていくのではないか。

ということが考えられます。個人的に、7月以降、それぞれの種別における稼働予測を下記のようにしていました。

しかしながら、それぞれの予測は修正が必要と考えています。
各種別の事前予測との差異は次のようになります。

・20Sが想定よりも低く推移
・4Pは想定よりも高く推移
・PS低貸部門は想定よりも高く推移
・市場全体の総稼働はほぼ予測値
※各機種別の推移は日々共有しているため、割愛
となっています。これらより、【市場全体の総稼働予測は合致しているが、顧客は20Sから（他種別へ）分散している】ことがわかります。まだしばらく20S市場が伸びると予測していたので、早々に修正が必要だと考えています。

10月予定「Lまどマギ」を含むユニバ機により、年末に向け、S市場が伸びる可能性が高い（P市場よりも）
【高単価、高集客対策①】
できるだけ「Lまどマギ」など有力機は購入準備（機歴や交渉、予算確保）を行う。シンプルですが、もっとも効果的で、現実的です。
パチンコは「エヴァ16」をしっかり確保するための購入準備を行います。
【低単価、低価格対策②】
ここは疎かになりがちですが、極めて重要です（※1：既存顧客重視戦略）。「海シリーズ」「シニア層＆主婦層など昼顧客」「ジャグラー」は今のうちから確保に向けて動いておく必要がある。また「（S戦国恋姫）（SコードギアスCC）（Sディスクアップ2）（Sバーサス）などに代表される低単価スロット」のケアと機種揃えは必須です。理由は昨年7月の「6.5号機」リリース以降、スロット市場の上昇に伴い、前述のような機種らは‘すべてS市場のアップトレンドとともにシェアが伸びているため’です。
実はこのような‘新台や話題機による新規顧客の開拓や獲得よりも重要なのは既存顧客のケア’であるため、後述した【低単価、低価格対策②】は非常に重要です。

（※1：既存顧客重視戦略）
実はコストパフォーマンス、タイムパフォーマンスが良い！
既存顧客重視戦略を実施することには、多くのメリットがあります。以下が主なメリットです：
1. 経済的な効率性: 既存顧客にフォーカスすることで、新規顧客を獲得するよりもコストが低く済む場合があります。新規顧客を獲得するには広告やマーケティング費用がかかる一方で、既存顧客にはリピート購入を促進するためのコストが比較的低いことがあります。
2. ブランドロイヤルティの向上: 既存顧客を大切にすることで、彼らのブランドロイヤルティが向上します。満足した顧客はリピーターとして忠誠心を持ち、競合他社に対する切り替えを避ける傾向があります。
3. 顧客満足度の向上: 既存顧客を長期間にわたって満足させることで、彼らの満足度が向上します。顧客満足度が高いと、口コミによる広がりやリファラルを通じて新規顧客を獲得しやすくなります。
4. 安定的な収益の確保: リピート顧客の存在により、安定した収益の確保が可能になります。新規顧客の獲得は一時的な収益増につながることもありますが、既存顧客の継続的な支持によってビジネスの安定性が増します。
5. アップセルやクロスセルの促進: 既存顧客との信頼関係が築かれているため、アップセル（より高価な商品・サービスへのアップグレード）やクロスセル（関連商品・サービスの提案）がしやすくなります。これにより、顧客単価が向上する可能性があります。
6. 競合他社との差別化: 既存顧客に対する良好なサービスや顧客対応は、競合他社との差別化要因となります。良い顧客体験は、企業のイメージを向上させ、競争優位性をもたらすことがあります。
これらのメリットにより、既存顧客重視戦略は企業にとって長期的な成功につながることが期待されます。ただし、新規顧客の獲得も重要な要素であることを忘れずに、バランスの取れたマーケティング戦略を立てることが重要です。

（リファラル（顧客紹介）による新規顧客の獲得）
また、既存顧客重視戦略は「リファラル（顧客紹介）」にも期待できます。
「リファラル」は、既存の顧客が自分の友人、家族、同僚などに、自社の製品やサービスを紹介し、その紹介を受けた新規の顧客が製品やサービスを購入したり、サービスを利用したりすることによって、新しい顧客を獲得することが目的です。
リファラルには、次のような利点があります：
1. 信頼性と効果性：既存の顧客からの紹介は、一般的に信頼性が高く、口コミによる広告として効果的です。
2. コスト効率：リファラルによる新規顧客獲得は、広告やマーケティング活動よりもコストが低く、効果的な場合があります。
3. ブランドロイヤルティ：リファラルによって新たに獲得した顧客は、既存の顧客に強い結びつきを持つことが多く、長期的なブランドロイヤルティを促進します。
企業はリファラルプログラムを導入して、既存顧客に対して特典や報酬を提供したり、簡単な方法で紹介を行える仕組みを整えたりすることで、積極的なリファラルを促進することがあります。

では本日もさっそく行きましょう！
（パチンコ新機種）

（スロット新機種）

P業界の准教授＠Pラボラトリー
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