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■vol.106【時代は甘デジ!】PS新台状況と甘デジ好調の要因についての考察


―6日目「P北斗無双4」「Pダンベル何キロ持てる」「P大海物語5」+「P天才バカボン」は

(機種名  支持率  稼働率  当日の4パチ平均稼働)
「P北斗無双4 2/6~:228%:64.7%:28.2%」
「Pダンベル何キロ持てる 2/6~:250%:70.8%:28.2%」
「P天才バカボン 2/6~:260%:73.7%:28.2%」
「P牙狼ゴールドインパクト:289%:75.2%:26%」
「P花の慶次3黄金一閃:251%:65.5%:26%」
「Pモンキーターン6:215%:50.9%:23.6%」
「Pワンパンマン:306%:72.4%:23.6%」
「Pゴジエヴァ:341%:77.2%:22.6%」
「Pシティーハンター:299%:77.3%:25.8%」

(機種名  支持率  稼働率  当日の4パチ平均稼働)
「P大海物語5 2/6~:242%:68.5%:28.2%」
「P海物語E 12/7~:189%:47.3%:25%」
「P沖海5 7/5~:199%:56.2%:28.1%」

リリース当初から代わり映えの無い数値です。無双は短命確定。ダンベルは少しマシ。バカボン優秀(これについては後ほど考察しています)。大海は上半期のP機MVPはほぼ確定でしょう。これを活かせるホールが業績をあげることになります。「ハイミドル」が4パチの中心であるべき、とい固定観念をズラして戦略的に考えて購入したホールが有利になると思われます(長期的な意味です)。


― 一気に行きましょう!続いてPS新台「S戦国無双」「S緋弾のアリアⅡ」の6日目数値より

(機種名  支持率  稼働率  当日の20スロ平均稼働)
「S戦国無双 2/6~:204%:75.6%:37%」
「S緋弾のアリアⅡ 2/6~:207%:76.8%:37%」
「Sモンハン1/30~:262%:87.4%:33.3%」
「Sモモキュンソード1/10~:224%:76%:33.9%」
「LHey!鏡12/5~:262%:85.9%:32.8%」
「Sとある科学の超電磁砲11/7~:273%:79.7%:29.2%」
「SバイオハザードRE2 10/3~:272%:81.3%:29.9%」
「Sペルソナ5 9/5~:255%:78%:30.6%」
「S閃乱カグラ 8/22~:273%:81.3%:29.7%」
「Sフェアリーテイル 8/1~:284%:78.8%:27.7%」
(※すべて独自調べ)

どちらも貢献週に大きな差はないと思われます。どちらの機種も共通して(C単価のわりに)出玉力が不足していることが要因のひとつであり、加えて”唯一性というか出玉に関わる特徴的な要素”が欠如しており、どちらかというと補助的な要素に特性を設けていると思われます。


―なぜ「P甘デジ天才バカボン」は好調なのか?

今週の新台の中で最も好調(良い数値)の同機ですが、スペック以外にも高稼働を後押しする要因があるようです。まずは「甘デジ」部門の客数支持率の推移を2020年1月~2023年2月現在にかけて振返ってみたいと思います。

(2020年~2023年甘デジ【客数支持率】推移グラフ)
上記より、「甘デジ」は2020年~2022年共通して1月~4月にかけて支持率が上昇する傾向にあることがわかります。数値上は12月後半~4月にかけてニーズが上がっていることになります。これはおそらく12月~翌1月の繁忙時にかけて高単価部門の台数シェアが増え、その分「甘デジ」シェアが減少することで、支持率が上がることになるためです。このことから【甘デジ部門の台数シェアの減少による適正化】が行われたことがわかります。これは現在「ハイミドル」機の不調の要因の一つが供給過多であることからも、”適正台数”以上の供給は機種の稼働貢献を短くすることにつながっていることがわかります。

(2020年~2023年甘デジ【客数支持率】推移グラフ)

各ホールにおかれましても「甘デジ」部門の稼働があがっているケースが多いのではないでしょうか。加えて、今年は先日「新型コロナを2類相当から5類引下げ」が発表されたことも小さくないプラス影響(コロナがニュースになった時にマイナス影響があったことの逆の現象)があるのではないかと推察されます。
→【シニア層、低単価層、射幸性を求めない遊技層の遊技/来店頻度アップ】

いずれにしても【1月~4月は「甘デジ」が上がりやすい条件が複数ある時期】と考えられます。今回の「P甘デジ天才バカボン」や「P甘デジ戦国乙女レジェンド」の好調もスペックの他に「甘デジ」の稼働を後押しする環境要因が加わったことも一つの要因ではないかと考えています。

この時期は”甘デジ機種を手厚くして機種構成を整える”もしくは”甘デジ部門の運用の優先順位を一時的に上げる”ことも一定の効果が見込めるのではないでしょうか。
→対照的に【5月以降は「甘デジ」の市場ニーズは減少の一途となっていることにも注意】

1~4月までの期間を過ぎると「甘デジ」などの低単価部門は稼働が上げにくくなることも注意しておきたいと思います。

P業界の准教授@Pラボラトリー
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