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vol.324|新機種の事前事後評価(反省多め。。。)

先週予想していた数値よりも、今週のスタートは低い値で推移しており、昨年と比べ、今年の9月以降は市場の落ち込みがより一層懸念されます。

昨日の市場全体の総稼働は【昨年よりも低い】となっています。
市場の動向は【昨年と異なり、今週の全体稼働は低い】となっています。
種別稼働は昨年と比較すると【4P低い、1P低い、20S低い、5Sかなり高い】となっています。

先週がすこし上振れしたぶん、今週が低くなってしまうのでしょうか。。。

前回新台(eSAO、L戦国乙女など)の振り返りを行います。(基本的に2週間ごとに区切って、次の新機種の評価に移っています)

リリース前の評価ポイントと、2週間後の実績を比較して考察していきたいと思います。

【eぱちんこソードアート・オンラインK12】
「27週~30週」の貢献予測となります。

京楽。18000台販売。
時間アウトも高くなく、非常にバランスの取れたスペックです。初動は「PガンダムSEED」と同程度。同社「e必殺仕置人」と比較すると低い数値です。
事前広告宣伝あり。若年層向けコンテンツ。強版権。

など初動が高くなる要素が多いため、2週目以降の推移に注目となります。
また、「Pエヴァ15」「Pリゼロ」などPメイン機を始め、「L北斗の拳」「Sカバネリ」など、そのコンテンツから、スロット市場の動きにも注目しておきたい機種です。

(2週間経過後の評価)
初動が高くなる機種、という点においては事前評価通りとなります。ただし、上記の貢献予測にも記載のとおり、本機はこのあとも中長期にわたっての貢献が予想されます。

同17日目の支持率はメイン機である「Pエヴァ、Pリゼロ、PガンダムUCは300%」と同水準であるため、非常に高い数値となります。

今後の課題としては、いかに早いタイミングで(初動だけ or初動以降も貢献する見込み)なのかを判断していく必要があると思います。

評価との相違点としては、「スロット市場から顧客が流れてくるのではないか」という点です。本機の好調にもかかわらず、S市場は一定の推移を続けていることから、今のところ、本機の影響は少ないと判断できます。

このことから、(P⇔S間での相互影響に関して)はコンテンツよりも、供給台数による影響が強いのではないかと仮説をたてることができます。「eSAO」は増台などが始まったあとに注目しておきたいと思います。

【P百花繚乱FM-JF】
「8週~11週」の貢献予測となります。
大一。12000台販売。

【P咲-Saki-全国編HTG】
「7週~10週」の貢献予測となります。
三洋。10000台

【Pハイスクール・フリート2MH】
「8週~11週」の貢献予測となります。

上記3機種は割愛させていただきます。

続いてスロット新台です。
【L戦国乙女4S3】
「19週~24週」の貢献予測となります。
平和。10000台販売。

閑散期に加えて、S市場の飽和傾向、また同時期の競合機種も販売台数が多く、お互いのシェアを奪い合う状況が想定されます。

スロットユーザーに認知度は高い機種です。戦国乙女シリーズの固定ファンも
存在すると思われるため購入は必須といえますが、同機自体の販売台数、また
競合機種の販売台数が多いことが懸念点です。

スペックバランスは取れており、公表スペックのバランスは「S新鬼武者」と近いものです。しかしながらこのようなタイプは実際の出玉と公表値が乖離する(ユーザーの体感値がわるくなる)傾向があるため、実際の数値をみておきたいと思います。

いずれにしても今回の新機種(主にL戦国乙女、L009、S傷物語)はいずれかが飛び抜けた結果を出す可能性は低いように思います。

(2週間経過後の評価)
大きく事前評価と異なりました(実際の出玉と公表値が乖離する傾向というのは当たってはいましたが。。。)。

公表されていたスペックバランスよりも、良い動きをしています。公表されていたC単価3.5円を大幅に下回っている(現在3.1円程度で推移)にもかかわらずMYはおおむね公表値どおりであることから、遊技されたお客様の体感として【リスクとリターンのバランスを見たときにリターンが勝る感覚】が強いものであると推察されます。今後は演者も遊技する機会が増えるため、本機にとって追い風となる要素が増えることになりそうです。注目の機械となります。

しかしながら、このようなケース(公表値との乖離)の場合、事前評価で判断することは難しくなります。

後述のとおり、販売台数の多さはやはり相互影響が強く、基本的には機種の稼働に影響を及ぼしていると考えられますが、同時期の機種に対する影響よりも、先にリリースされた前回新機種や既存機種への影響が強い傾向(L北斗やSカバネリ、前回新機種のL乃木坂、Lキン肉マンなど)となります。

【Lパチスロ009RE:CYBORG-NZ】
「7週~10週」の貢献予測となります。

ニューギン。8000台販売。
前述の「L戦国乙女」と同じく、閑散期に加えて、S市場の飽和傾向、また同時期の競合機種も販売台数が多く、お互いのシェアを奪い合う状況が想定されます。

主に中高年以上のスロットユーザーに認知度が高い機種です。
009シリーズの固定ファンも存在すると思われるため購入は必須といえますが、やはり競合機種の販売台数が多いことが懸念点です。
C単価3.2円、MY3104、純増7枚は高いスペックバランスですが、実際の出玉と公表値が乖離する(ユーザーの体感値がわるくなる)可能性があるため、実際の数値をみておきたいと思います。

いずれにしても今回の新機種(主にL戦国乙女、L009、S傷物語)はいずれかが飛び抜けた結果を出す可能性は低いように思います。

(2週間経過後の評価)
おおむね事前評価どおり。公表値と実際の乖離が大きい結果に。特に本機は公表値に比べて大きく出玉性能が劣っていることが特徴です。

ニューギンのスロット機は極力少台数の購入がベターです。仮にスマッシュヒットした場合でも、購入リスクのほうが圧倒的に高いメーカーといなりそうです。今後の同社スロット機には特に注意しておきたいです。

【S傷物語 FS】
「9週~12週」の貢献予測となります。

サミー。15000台販売。
閑散期に加えて、S市場の飽和傾向、また同時期の競合機種も販売台数が多く、お互いのシェアを奪い合う状況が想定されます。

スロットユーザーに認知度は高く、現市場に物語シリーズがないことは注目しておきたい要素です。またコンテンツの特性から初動は高くなることが予想されます。

北斗やカバネリなどで実績を残している反面、幼女戦記や盾の勇者等、カバネリ以降6.5号機で長期貢献した機種はありません。

このような低TYで当たりやすいタイプは現市場では基本的にニーズが低く、低い場合はC単価2円程度まで下げることで差別化をはかる必要があるのではないでしょうか。

(2週間経過後の評価)
初動は比較的高い数値でしたが、これは本機のコンテンツというよりも、今のトレンドに後押しされているのではないかと判断しています(今週新台を含めて直近新台はほぼ初日数値が高い)。

前作のスペックに寄せていたこともあり、出玉力は低め。
このようなタイプは極端にC単価(出玉力)を落として差別化するか、少台数の導入で一定のファン層を獲得する必要がありそうです。

サミーなので買うしかなかったし、サミーも台数過多なことは織り込み済みでリリースしていると考えられるので、仕方のない結果だと思います。

PS含めて、これらから今後の機種選定において、総合的に考えていきたいのは
〇コンテンツ優先で機種を考えるべき
〇新規版権優先(SAOや炎炎、かぐや様、ありふれた職業など)で機種を考えるべき
〇スペックでの判断は必要最低限でいい(結果論の要素が強い)
〇「ハイミドル」などのタイプ別よりも、年代別を優先して機種選定をしたほうが良い
〇お客様に評価されるトレンド期間のサイクルは短い前提で(増台判断時は注意!!)

では本日もさっそく行きましょう!
(パチンコ新機種)

新台リリース初日のハイミドル、スマパチの比較


(スロット新機種)

新台リリース初日のスマスロ、ARTATの比較


P業界の准教授@Pラボラトリー
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