見出し画像

「天気の子」公開記念投稿!

※これは以前FBに投稿したシリーズ第8弾です。これまではシリアスなネタを投稿してきましたが、今回は方向性を変えてFB投稿時に人気だった面白ネタをここでも紹介します。

2016/10/2【「君の名は?」「あ、私は イフです」】 
昨日ようやく「君の名は」を見ることができました。新海誠が描く世界が大好きなので、映画館で鑑賞できてよかった。タイトルは茶番です...気にしないで下さい。でも自己紹介って大事ですよね、最近よくしてる気がします笑。以後は「君の名は」と「シンゴジラ」のネタバレを含む可能性があるので注意してください!!!

まず始めに言いたいのが...(見た順番が悪いのですが)「君の名は」の東京シーンに登場する電車群を見た時にどうしても「シンゴジラ」の電車爆弾を思い出してしまう。これは重症だな〜と自分でも思います笑。でも、決して私だけではないはず(断言)!さて、私は新海誠の作る背景がとても好きです。特にあの「リアルな幻想感」はいつ見ても心が癒される。東京のシーンを見ていると東京って意外にも綺麗なんだな〜って思うし、地方を映すときは実際に行ってみたくなります。東京を活動拠点としている身からすれば「東京なんて〜」と思いたくなるし、英国にいた時は西洋な煉瓦街が新鮮で素敵だなと感じていたけど、彼の作る世界は本当にどこにいても、その美しさが垣間見れてる気がします。褒めすぎなんですけどね笑。
思い出のある新海誠の作品といえば「秒速5センチメートル」です。これは最高だったが、良い意味で嫌いなんですよね。それは結末があまりに悲しいからです...いつ見ても胸が痛みます。高校の時に初めて見た時は、こんなすれ違いな青春はヤダな〜と感じたのを思い出します。時折、音楽をipodで聞いてると涙が流れてきますね。話が逸れましたがその分「君の名は」の結末はスッキリしてました。それが良いか悪いかは観客次第なのかもしれませんが、私はこの結末も悪くないと思います。余談ですが「クロスロード(Z会CM)」でも男女学生が受験を通して遭遇っという流れは少し似ているところがあり面白かったのですが、新海誠はもしかしたらこんな感じの長編作品を描きたかったのでしょうね。「秒速5センチメートル」も「君の名は」もそうですが、年齢設定が近いせいか、自分の青春に照らし合わせて見てしまいます。自分の恋愛もある意味「距離と時間の経過」や「自然の力」によりすれ違い、儚く終わった経験があります(涙)。自然と忘れていましたが、人生とは何があるかわからない、だから一生懸命、その一時を生きたいと思わせてくれました。私の失恋話を知りたい人は個別に対応します笑。さて、満員の映画館で「君の名は」を見ていて、一人終始涙が止まらなかった自分としては、何か憂さ晴らししないと恥ずかしいままなので、そのお返しにというわけではありませんが(意味がわからない)、飛騨の3人組が実行した最後に作戦で犯した罪の数々を自己満足のために考察してみようと思います(あくまでアマチュアな考察です)。何のためかと言われたら...それは「法律と犯罪」を学んできた者の末路だと思ってください。
関連法令:
・公務執行妨害罪(刑法第95条):3年以下懲役/禁錮/50万円以下罰金
・住居侵入罪:3年以下懲役/10万円以下罰金
・爆発物使用罪(爆発物取締罰則第1条):死刑/無期-7年以上懲役/禁錮
・激発物破裂罪(刑法117条):死刑/無期-5年以上有期懲役
・建造物等損壊罪(刑法260条):5年以下の懲役
・偽計業務妨害罪(第233条):3年以下懲役/50万円以下罰金
・道路交通法(自転車編)
・緊急避難(刑法37条1項)
私が思った犯罪ポイント...
・公務中の町長の胸倉を掴みかかった。
・3人が分担し虚偽の流布及び偽計を用いて公務を妨害したため。
・発電所に侵入し、施設を爆発したため。
・自転車を適切に乗っていなかったため。
合計するとどれくらいの量刑でしょうね?有罪ならば高校生だということを考えるとおそらく少年院又は少年刑務所行きだと思います。ただし、今回の場合は最終的には「(彗星による絶大な)危難に対して、自己または第三者の権利や利益(生命、身体、自由、または財産等)を守るため、やむを得ずに生じさせてしまった損害よりも避けようとした損害の方が大きい場合には犯罪とはならない」ため、結果的には緊急避難が適用されるので、仮に起訴されても無罪になるでしょう。特にほとんどの住民が助かったとなれば間違いなく表彰ものでしょう。いかがですか?本来ならば重罪になるので、絶対に真似しないようにしてくださいね笑。後...精神が入れ替わった時にとりついてる異性の体を触るとわいせつ罪になるのでしょうか...永遠の疑問ですね。

以下はオマケです…シンゴジラにも一応触れます...これはあらゆるメディアや友達と議論しているので、あまり深くは書きません。ただ、この映画は「政治的リアリティ」を徹底的に描いており、私が少年だった頃にはまっていたゴジラシリーズとは根本的に違っていました。旧ゴジラではゴジラの圧倒的な力に対し、人類はどこからか「機械兵器(個人的には機龍が好き)」を投入し、最終的には第三勢力をゴジラと協力して倒すことが主流だった。しかし、今回は政治に焦点を当てて、予想外の事態に対する政府と官僚制による意思決定の機能不全、武力行使に対する消極性、国家間権力不均衡(特に日米)など色々政治や法律を理解していると面白いですが、子供が見たら「ママ、あのおじさん誰?」となるでしょう(実際、登場人物の役職がわからなくなるのは事実)。後、治安出動・防衛出動ができるのか?に関して現役政治家・軍人が解説したりしてますが...「できない」と言ってる人は現実を直視してなさすぎです。映画内でも一応超法規的措置として扱われており、超自然災害に関して法律上に規定がなくても「法治国家において、法令が想定していない緊急事態等の場合に、法令に規定されていない非常の措置を行う」ことができると法理的に解釈できます。つまり武力行使できるか云々以前に、既に国民が生物兵器により危機に晒されているのだから決断は難しくないはずです。例えば、外国から自国に侵略されてるのに自衛権を行使するか悩む政治家はいないと思いますし、そんな事態で世論が武力行使に反対するとも思えません。相手が「武装兵」か「生物兵器」で考えを変えてはいけないと思います。当然、戦争で人権団体が動くように、ゴジラの対処で動物愛護団体が動くでしょう、しかし一番大切なのは国民の命なはずです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?