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Esportsはやっぱり自分も遊んでナンボでは?という話/samurai魂に目覚める

格闘ゲームの祭典、Evo2019が盛り上がっておりますね。

私も配信を見て楽しんでおります。今では数あるEsportsのなかでもやはり格闘ゲームは花形であるような気がします。1対1の殴り合いにまさる視覚的魅力はないでしょう。おまけにドラゴンボールのようなだれもが知っているキャラクターたちがガチガチにバトルしている様などは、格闘ゲームそのものを知らなくても魅了されるものがあるでしょう。また格ゲーはEsportsという言葉が昨今流布する以前から花形プレイヤーたちが存在するため、私みたいなEsportsに感度が低いゲーマーにも認知される程度の地位をすでに確立しているような気がします。(少なくとも日本においては、LoLよりも一般に知られたEsportsでしょう)

がしかし、いざ興味をもってプレイしようとすると敷居が高いのが格闘ゲーム。プレイヤースキルが最大限発揮されるように設計されているため、ユーザーの経験やゲームプレイに求められる前提知識が、新規ユーザーと既存ユーザーの大きな溝となり、試しに対戦しに来た新規ユーザーが古残に容赦なくはたき落とされる構図が出来上がります。明確にプレイヤーとしての経験値差になるため、偶然はまずなく100%この構図は発生し、新規ユーザーが入ってこない、という状況が容易に出来上がります。私も基本、このはたき落とされる側の人間でした。結果私は、なんとなーく周りが興奮している格ゲーシーンを時折見るだけの立場に収まっていたのです。今までは。

しかし今年の私のEvoは違いました。朝からTwichの配信にかじりつき、様々なタイトルを追いかけ回す。そう、今の私にはサムライの魂が宿っていたのだ!

……はい。サムライスピリッツにハマってここ1ヶ月結構あそびました。(レートは5000くらい)結果、格ゲーにおいてプレイヤーがやっていることが少しだけ見えてきたんですね。サムスピは極端なことを言うと「コンボを覚える必要がない」ゲームなので、必殺技さえ出せるようになれば雑魚でもそこそこ戦えるんですよ。昨今のほかタイトルに比べたら、実戦に至るまでの敷居が格段に低い!で、オンライン対戦で実戦を重ねると、ガードの旨さや技を振るタイミング、距離の調整なんかが自然と見えてくるわけです。これが見えた時、世界が変わりました。動画で見ているプレイヤーたちのテクニックが以下に尋常ではないか、肌で理解できるようになったのです。これは今まで格ゲー楽しそうだな、でも難しいな、で諦めていた私にとって大きな転機でした。その結果、Evoのサムスピ配信はかつてないほど楽しめました。他の格ゲーの差し合いもなんとなく面白さがわかる。格ゲーがわかる、わかるぞ……!

またEvoのサムスピの参加者がまた豪華だったのが良かったです。ジャスティンとかインフィルとか、私でもわかる!実況も言っていましたがいろんなタイトルのゲームうまおが集まっていて、格ゲー版アヴェンジャーズみたいなことに。もう一大ムーブメントを目撃した気分で最高でした。

というわけで、なにが言いたかったかというと、Esportsは「スポーツ」を名乗る以上、観客を以下に呼び込むかが大事なわけですが、「同じゲームをプレイしてもらう」以上の策はないのかも知れないなあ、と身を持って体感したということです。格ゲーはすでにSportsとして、観客に「魅せる」要素は十分です。ただ、そこからプレイしてもらいファンになってもらうまでの敷居が高い。てなわけで格ゲーを作っている開発会社様におかれましては、Esportsの観客から来るご新規様方にもっと接待してください!チュートリアルとかシステムの説明とか、がちがちにゲーム内に打ち込んで新規ユーザーを囲ってください。いやほんとに。

あと、サムスピはせっかく初心者向けなんだからキャラバランスなんとかして?あとチュートリアルとかマッチングの改善とかほんと頼む。せっかく初心者向けでEvoでこんなに盛り上がったのに、幻さん1強としょぼチュートリアルのせいで盛り上がらず、来年のEvoタイトルにはなりませんでしたとかもったいなさすぎるから、まじでなんとかしろ!! サムスピ単体の感想はまた別に書きます。

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