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「川の字のススメ」プロジェクト③

目指せ特許!

今回の布団は独自性・新規性がある為、特許の出願を準備中です。
ちなみに弊社は「知的財産活動を通じて、経営基盤を強化し、未来に向けて成長を志向する企業」として"横浜知財みらい企業"の認定をいただいています。

この日は弁理士の先生にも同席していただき、どのような方針で出願するかを打ち合わせ。
おおよその方向性が決まりました。

今週から1週間単位で打ち合わせを行い、7月下旬までには出願できるようすすめます。

小さい頃は「特許」を取ればそれだけで大金持ちになれると思い込んでいました。
大人になると特許にもいろいろあることを知ります。

現在弊社で保有する知財は、パパバッグで「意匠登録済み」、papakosoや横濱トラディショナルは「商標登録済み」。
特許は今回が初チャレンジです。

今月は補助金の申請や、知財の意見書など、書類作りが集中しています。
全ての提出が終わった時の充実感は、けっこうなレベルになると予想されます。

余談:特許と実用新案の違い

たまに「実用新案」はとらないの?と聞かれることがあります。
知財にあまり関わることが無い場合、特許と実用新案の違いはあまり知る機会も無いかもしれませんね。


実用新案は特許並みに有名かもしれませんが、実は現在は無審査で登録される制度となっていて、申請すればなんでも通るのです。
つまり実用新案はどんなものでも登録されてしまうので、登録しただけだと信頼性に欠けます。また、登録しただけだと権利を主張することもできないため、無意味なものとなりかねません。

実用新案技術評価書を取れば特許並みに

しかし、無意味な実用新案も「実用新案技術評価書」というものを取得すると特許並みに意味のあるものになります。
特許は審査後に登録になるのに対して、実用新案は登録後に審査をする、という流れですね。
とは言え、「実用新案技術評価書」を取るなら、最初から特許として出願した方が良いというのが一般的な見解。
むしろ、実用新案を取っていると、なぜ特許ではないのか?と勘繰られたりしそう。

そんなわけで現在は実用新案の取得は考えていません。
新商品については、特許または意匠での登録を検討します。

特許の願書はちょっとしたプレゼン資料

特許の願書はお堅い文書の印象もありますが、開発者の熱い気持ちをぶつけられる項目もあり、プレゼン資料にも通じるものがあったり。
こういう課題を、こういう風に解決する的な。
審査官の方にも理解してもらえて、なんならファンになってもらえるような内容に・・・と思うとちょっと作るのが楽しみになったりもします。
がんばるぞ。

to be continued

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