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サイデリアル式とトロピカル式とは

西洋占星術に置いて、出生のサインの決め方は大きく二種類あります。

サイデリアル式とトロピカル式の二通りで、この2つの何が違うのかというと、サインの出発点である春分点の出し方で、サイデリアル式は現実の天体を基準とした出し方、トロピカル式は太陽暦の春分の日の太陽の位置を基準としています。
それぞれに季節や温度変化との相性が高いものがトロピカル式
そして恒星や宇宙そのものとの繋がりや意味が強いものがサイデリアル式となり、変化したり移り変わる要素はトロピカルが強く
身体や宿命のような変化せず明確なものはサイデリアル式の方が強い印象があります。
占星術が産まれて育まれた1000年以上の期間はどちらも、同じサインと範囲を示して参りました。

ある時期からズレの大きさが無視できないものとなり、天体・宇宙と季節・太陽に別れていきました。

結果的にサイデリアル式は現実の天体とのズレはすくなく、正確なものが出せますが、季節に合わせた暦の太陽暦とのズレがあるため、年代が変わると、同じ日付の誕生日でもサインが変わり、トロピカル式は何百年たとうが同じ日付ならば同じサインとなるものです。正し現実の天体とのズレが年々大きくなるため、サインの意味するものは移り変わります。

現代の占星術はトロピカル式を土台として形づくられている上に古い時代の情報や恒星に関する要素も混じっている為
トロピカル式は解釈の幅が広く、詠み手の感性によるところが強くなる方式です。
厳密に季節の産み出す物を分離すべきですが、古代から続くあらゆるものが混在しているため、明確に分離してトロピカル式を確立されている方は、殆ど見掛けませんが、体感や実践からの報告情報も多くあり、解釈の枠を掴みやすいサイン帯です。

サイデリアル式の解釈の方は、サインの解釈の基準が西洋占星術においてはほとんど原形を留めていないため、情報が少なく、占術師の経験によってサイン解釈を深める必要のある方式です。
ですが恒星や神話に紐付く星座の解釈はそのまま使えるので、古くから伝わる解釈との相性が高いサイン帯ともいえます。

当サイトでは、精密な鑑定には、サイデリアル式が的確と判断しているため
星標流のサイン解釈によって、サイデリアル式の占星術を実行させて頂いております。


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