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言葉の思考記録 00

2019/05/22

 私の所属するニューメディアゼミが先週からようやく本格的に始まった。

「自分の身の回りのことや、観たもの等の感想や印象、イメージを自分の中で言葉にして、それをコーディング等で抽象化して表現する」

私の研究テーマはこれだ。

このnoteは私がどういう理由でこの研究テーマに決めたのかを説明するためにまとめたものである。

(研究ノートと別に言葉の思考記録をつけていこうと思う。今回は説明だから研究ノートと別に分けたが、次回から文量によって研究ノートと一緒にしたり分けたりする予定。)

今なにしてるか

 今、ヘッダー画像の濃厚抹茶ミルクアイスティーみたいなドリンクを飲み、このnoteを編集している。
しかし伝票でドリンクのメニュー名を見返すと、「濃厚アイス抹茶ミルクティー」だった。

 これは濃厚がアイスのことを指している。つまり抹茶が濃厚ということではない。私は先ほどまでこれを濃厚な抹茶だと思い込んで飲んでいたけれど、これに気付いた途端先ほどより水っぽい味に感じる。氷が溶けたからかもしれないけど。

 きっと自分は他にも多くの言葉の誤認をして生きている。幼稚園児時代の私は ”フクロウ” と ”ほくろ” の発音とイントネーションが似ているという理由で、いつも間違えていたし訂正する気もあまりなく堂々と間違えていた。
 これまでこのような言葉のあれこれを気にして生活していなかった。が、ゼミの研究が始まり自分の計画したテーマを意識して、言葉に敏感になっているのか今のようなことに気付き驚いたりしている。

このテーマにした理由の話

 私の掲げた研究テーマを見ると、コーディング・プログラミングの部分が目立つ。確かに制作をする上で技術的な面や、スキルアップは重要な課題だ。計画にもこれらの勉強は積極的に組み込んでいる。
しかし、”自分の身の回りのことや、観たもの等の感想や印象、イメージを自分の中で言葉にする” という部分に自分はこだわろうと思った。

 私は、自分の言葉を介さず何かを創造することは難しいと思う。
何故なら自分のしたいこと、感じることを言葉にしないと、自分自身でさえも自分が何をしたいのか、何を思っているのかわからない。故にアイデアが浮かばないことがあるからだ。

 また、自分が楽しい悲しい美しい等の色々な感覚、他もっと具体的なイメージを感じるのは、私の抱くイメージや感覚が経験・知識を言葉に直して生まれたものだからだと考える

例えば私が何かの体験をして、初めて味わう感情や初めての感覚になった時、過去の経験の記憶や自分の知る知識・言葉の中から、それに一番近く感じる言葉を探し見つけて、自分なりに解釈して認識する。
(例:このエレベーターなんか病院みたいな臭いがする)
これは意識して行っていないけど、なんとなくこういう思考パターンになっている気がする。

 上に記したことが正しいと仮定して、逆を辿れば自分の抱くイメージや感覚は自分の言葉に直すことができると言える。このことが正しいか間違ってるかは研究を進める上ではさほど重要ではない。そのうちまた何か気付くことがあるかもしれないし。

 現状では、日常生活の中で感じたことを言葉に直す思考トレーニングと技術的な勉強を平行して実践する方針だ。
コーディング・プログラミングでの詩的な表現や抽象的な表現に繋がる何か新しい発見があるのではないか、もしくは今まで気付くことができなかった新しい発見があるかもしれない。

(私は文章を考えることが苦手なため、ここまで考えた文章が理由説明として成立しているのか不安だ)
 こういう流れで研究テーマを設定した。

あしたからの話

 これからこの研究がどう進んでいくかわからないが、立てた計画を実行して続けることを第一の目標にして進めていきたい。
既にこのnoteを書き上げるのに恐ろしく時間がかかったが、次回からは週1ペースで簡単に研究ノートと言葉の思考記録を更新する。

 夏の長期休暇が始まるまでに自分にどんな変化があるか楽しみだ。