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宝塚大学【イラストレーション展 Vol.7】8/29〜9/3

毎年恒例
母校・宝塚大学 宝塚キャンパスのイラストコース
在校生・卒業生・教員グループ展に今年も参加します〜
今年のDMは私好みのかわいさでなんだか嬉しい。

https://goo.gl/S7xrDV
2018/8/29(水)~9/3(月)
イロリムラ[89]画廊 展示室1・2・3
  http://irori2005.com/
12:00~19:00
 (最終日は18:00まで。併設の[教員展]はcrefで17:00まで)
MAP:https://goo.gl/maps/qTtTVNgYdrL2

会場のイロリムラさんは複数の展示スペースを持つギャラリーです。各展示部屋の場所がわからない場合はお気軽にスタッフへお声がけください。
今後の活躍を期待するイラストレーションを学ぶ在学生と様々な場所で活躍しながら描き続けている卒業生が展覧会を開催いたします。作品を通して、人と人との交流を深め、新たなコミュニケーションの機会となるよう願っております。また、併催展として教員の作品展示も行います。是非、ご高覧頂ければ幸いです。


平成最後の夏ですが、私にとっては20代最後の夏でもあり、母校宝塚大学・宝塚キャンパス最後の夏でもあります。
7月、久しぶりにキャンパスを訪れていろいろと感傷に浸ってみたりなんかしちゃったり。

宝塚キャンパスは山の上にあるので、毎日こんな景色を見ながら制作していました。あらためて振り返ると、とても贅沢な時間を過ごしていたと思います。
ノスタルジーに浸りながら、懐かしい絵を引っ張り出しました。
新作を描く余裕がなかったというのもあるんですが(苦笑)
「せっかく描いた絵を、たった一度の展示で披露して終わりなんてもったいない。見せてもらえるなら何度でも見たいと思う。しまいこんでいるくらいなら、どんどん出してほしい」
という意見をきいて、たしかにそうだな、と。
思ったので、過去作の中から、最近は制作していないアナログ作品を中心に選びました。


アナログ3点、デジタル1点(ジークレー印刷パネル張り)
計4点を展示しています。

私の作品は2階の隅に。
会場のイロリムラさんは複数の展示スペースのあるギャラリーです。各展示部屋の場所がわからない場合はお気軽にスタッフへお声がけください。


2012年作 「思旬期-berry-」

(シャープペンシル、色鉛筆、墨、アクリルガッシュ、美濃紙)

こちらはけっこういろんな展示につれていっている子なのですが。
オリジナルキャラクター "OLIVIYA"
その作品の中でも、特に気に入っている一枚です。
シャーペンでモノクロ画を描いて→アクリルガッシュで着色…という手法が定着し始めた頃の作品でもあり。これは大学で日本画の授業を受けたのがきっかけです。のちに着色はデジタルへ移行していきましたが。
絵の具で塗るときは美濃紙という和紙を使います。
いろんな紙を試してみて、水をシュッと吸ってくれる感触が心地よくてお気に入りになりました。1枚500円するのでお仕事イラストには向かないなぁとも思いましたが…この紙の質感も毎回けっこうご好評いただけます。

2014年作 「パンの教え Πάν」

(シャープペンシル、Photoshop)

2014年の個展「ミヤザキ秋のパンまつり」で制作した作品です。
OLIVIYA と「パン」をテーマにいろいろと描いたうち
食べるパンと、ギリシャ神話の牧神パンをひっかけたもの。
ほんのり宗教画っぽいイメージもあります。
この絵はシャーペンで線画→Photoshopで着色といういつもの手法で描いたあと、ジークレー印刷でパネル張りにしていただきました。
サイズはF4。
写真には写っていませんが側面まで絵が続いている仕様です。とても綺麗に刷っていただいているので、こうした印刷物に興味がある方もぜひじっくりご覧ください。

2011年作「WONDER CLOSET -Bouquet-

(シャープペンシル、色鉛筆、墨、アクリルガッシュ、美濃紙)

大学の卒業制作「A MAN & WONDER CLOSET」関連作。
不機嫌な男が不思議なトイレで花見をするようすを、12ヶ月ぶんの季節の花を描きながら綴ったシリーズ。 
卒業後に12ヶ月分の花を束ねたブーケとして1枚絵にしたのがこの作品。
これを表紙にして作った壁掛け&手帳カレンダーをデザインフェスタで発表したり、通販したりしました。
私にしては大きめのA2サイズ。水張りが下手くそでシワが寄っているのがなんとも…なかんじですが(苦笑)とても思い入れのある作品です。

noteで各月のイラストにショートストーリーをつけるという試みを始めました。こちらもよろしくお願いいたします。


2010年作 「芋虫婦人」

(シャープペンシル、色鉛筆、墨、アクリルガッシュ、ケント紙)

この絵を持って、大学の友人とデザフェスに出たのが思い出深いです。
これを人前に出すのはなかなか久しぶり。
この頃はダークメルヘンなかんじを今より率直に描いていたような…
そういう路線は先生からの受けはあんまりよくないんですが(笑)これはけっこういろんな人に「好き」と言っていただけていた気がします。
拙いながらにいろいろとがんばっていたなぁ…というかよくこれをケント紙に描こうと思ったなぁ。
たしか、江戸川乱歩の「芋虫」を読んだのをきっかけに描いたような。
装丁の想定…というわけでは別にないのですが。

このキャラクターはOLIVIYAと同じく現在でも描き続けています。

マッシュルームカットだかサスーンカットだかで「大人っぽい女性」を描くときは、絵柄は違っても同じキャラクターのつもりで描いています。
名前は便宜上"MICHELL"
ふわっとした裏設定なので、あんまりおおっぴらに説明することはなかったのですが。


また、ポートフォリオ代わりに最近装画を手がけた
『猫町くんと猫と黒猫』を置かせてもらったり。
https://note.mu/1zeroberry/n/n602522fb2d39

物販はポストカード、短歌展での多色刷り縦長ポスター、
注染の手ぬぐいなどを置いています。


会場は大阪梅田から徒歩でもアクセスできるところです。
個性豊かなたくさんの作家が集まったにぎやかな展示です。
よろしくお願いいたします!


サポートしていただいた売り上げはイラストレーターとしての活動資金や、ちょっとおいしいごはんを食べたり映画を見たり、何かしら創作活動の糧とさせていただきます。いつも本当にありがとうございます!!