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15cmからのヘアドネーション(髪の毛寄付)をしてみた話

hairとは「毛髪」。
donationとは「寄付・寄贈・贈与・助成」の意。

Hair Donationとは
小児癌や先天性の脱毛症、不慮の事故などで
頭髪を失った子どものために、
寄付された髪の毛でウィッグを作り無償提供する活動。

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私が「ヘアドネーション」という言葉を知ったのは1〜2年ほど前。
ツイッターで「やってみたよ!」というレポート漫画を読んだのがきっかけです。
私はそれまで、特にこだわりもなく半年ほど髪を伸ばしてはバッサリ切る、というサイクルで短髪と長髪を行き来していました。
景気良く髪を切り落とすのは気分転換にもなってなかなか気持ちがいい。
しかし床に散乱しホウキで片付けられていく髪を見ていると、なんとなーく勿体ない気分にもなったものです。

ただ捨てられるだけの髪が誰かの役に立てるならお得じゃないか!

と思い調べてみると寄付する髪の毛は31cm以上必要だそうで。

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これだけの長さにしようとすると、2〜3年はかかるでしょうか。でもどうせ髪型にこだわりがあるわけでなし、しばらく伸ばしてみよう…

と伸ばしっぱなしにしていると、友人の結婚式へ招待されました。
さすがにちゃんと髪を整えなきゃな〜衣装に合わせてボブにしたいな〜でもまだ寄付できるほど伸びてないしな〜…
と悩んでいたところ、15cmからでもOKという寄付先を見つけました。

【つな髪プロジェクト】

<寄付が可能な髪>
・髪の長さ15cm以上または31cm以上
・年齢、性別、国籍は問いません
・ヘアカラー、パーマしていてもOK


ただし、ブリーチなどで退色してしまった髪や傷みがひどく軽く引っ張ると切れてしまう髪はウィッグに使用することができません。

よっしゃやったるぜ!
(※2019年12月追記:現在は15cm以上31cm未満の髪の募集は一時休止されています。最新情報は公式サイトでご確認ください!)

1:登録

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つな髪さん公式サイトの「登録フォーム」で必要事項を入力します。
受け取り手続きや認定証発行がスムーズに行えるように。


2:美容院へ電話

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つな髪さん公式サイトで「認定サポート店」が一覧できます。
が、サイトに載ってないけどやってるよ!という美容院もけっこうあるようなので、行きつけの美容院があるなら問い合わせてみるといいと思います。
私の場合は1店めは断られ、2店めでOKをもらえました。
(どちらもサイトには載っていません)


事前の準備は特にありません。予約だけ。
強いて言えば、濡れてしまうとカビの原因になるため、しっかり乾いた状態にしておくこと。シャンプーはカットの後です。
切る前の長さはこんなかんじ↓

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前に下ろすとだいたい鎖骨〜バストトップくらい。
後ろに垂らすと肩甲骨を超えています。最長で25cmくらいかな?
こうして見るとけっこう長く感じるのだけども、31cmは遠い。

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(もっとわかりやすい色の服を着ていけばよかったな〜と後悔)
(このとき風邪で頭がまわってませんでした…)


3:髪を縛る

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この毛束をザックリ切り落として郵送するわけですね。
なんだか笑える光景。
つな髪さんや後述のサイトには自分でカットするための手引きもありますが、プロにおまかせしたほうが安心だと思います。


4:切る

どれくらいの長さを残すか〜とか、
どんなヘアスタイルにしてほしいか〜とか、
ふつうにカットするときと同じカウンセリングを経たらあとはされるがままです。

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襟のない服を着ていけばよかったなぁ(^^;)
首の後ろがサッパリ。この写真ではふんわり巻いてもらってますが、前から見ると顎をほんの少し超えるくらいの長さです。


5:送る

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郵送作業は自分でやるのかな〜と思っていたら、
それも美容院側でやってくださいました。
ドネーションカットをするにあたって、
美容院での追加料金は一切かかりませんでした!
ほんとにカットするだけ。
(郵送についてなど細かいところはお店ごとに違うかもしれませんが)

世間話がてら「ヘアドネーションする人ってけっこういるんですか〜?」と訊いてみたところ、
「いらっしゃいますが、やっぱり31cmの方は少ないですね。15cmからOKということでだいぶハードルが下がったと思います」
とのこと。ですよね〜
単にボサボサ伸ばせばいいってわけでもなく、見苦しくないようにケアしながらとなるとかなり大変です(まぁ私自身はかなり無頓着でしたが)。


6:認定証が届く

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切り落とした髪がたしかに寄付されたという「認定証」が届きます。
私の場合は3週間足らずというところでした。
(認定書の受け取りは任意。登録フォームで選べます)


「31cm」は、フルウィッグ(頭をすっぽり覆う全頭用ウィッグ)に使う髪の毛の長さ。これを加工してウィッグを作るわけですが、31cmの髪を使ったからといってそのまま31cmのウィッグができるわけではありません。
中高生の女子の場合は髪が長いウィッグを希望されるお子さんもいるので、長ければ長いほどお子さんの希望するウィッグを提供することができます。

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15cmの髪で何ができるかというと、
好きな帽子と組み合わせて使用する
「髪の毛付きインナーキャップウィッグ」などがあるそう。
寄付は無理してするもんじゃないよな〜とも思うので、こうした選択肢があるのはありがたいですね。
今回実際にやってみてすごく簡単だったと実感できたし、
次は31cmに挑戦してみたいな〜まぁどうなるかわからんけど〜
というゆるいかんじでいます。

以下、つな髪さん以外の寄付先をまとめておきます。


【JHD&C】

イラストが豊富でとってもわかりやすい!
デザインって大事だな…と思います。

【NPO法人HERO】

サムネには反映されていませんが、
こちらも少女漫画っぽいおしゃれかわいいイラストが魅力的です。
こちらの「HERO(ヒーロー)」さんは
2011年から…つまり3.11をきっかけに「幼稚園」「保育園」「被災地域」に、無償でキャラクターショーをお届けしているのだそうです。
「18歳までのこども達への人毛ウィッグ無償提供」もその活動から派生したものだそうで。

破牙神ライザー龍

山ちゃんこと声優・山寺宏一さんの歌とともに見る
破牙神ライザー龍スーパーライブ。予想以上にハイクオリティでびっくり。
このキャラクターグッズなどから自主財源の確保もしているそうです。

募金もできる

ちなみにどちらの団体も、髪の毛だけでなく
お金の寄付も受け付けています。
当然ながら髪の毛だけがあっても、それをウィッグに加工したり必要としている人に届けるためのお金が別に必要なんですよね。
髪の毛を長く伸ばせない・切れない人はここからどうぞ。
(つな髪さんのほうでは寄付金は受け付けておられません)

JHD&Cさんのサイトによると
・3,000円…ドネーションヘアおよそ1人分のトリートメント処理費用に相当
・50,000円…ウィッグ1体分の型起こし、植毛費用に相当
・150,000…ウィッグ1体分の製作・提供費用に相当
とのこと


【女子高生ヘアドネーション同好会】

群馬県にある、ぐんま国際アカデミーの生徒が中心となって活動を行う頭髪寄付のためのウィッグ制作を行う女子高生ヘアドネーション同好会。同学校のみならず県内の女子高生が多数所属している。2017年の4月から活動を開始、2018年3月には、ウィッグ第一号が完成し、県内の病院に入院する11歳の女の子に無事届けることができた。

これが現役女子高生のボランティア活動。すごい…


最後に、今回参考にさせていただいたレポート記事。
寄付した髪がどういう工程でウィッグになるかなど、とても丁寧でわかりやすかったです。


12/11 4p漫画にまとめ。


サポートしていただいた売り上げはイラストレーターとしての活動資金や、ちょっとおいしいごはんを食べたり映画を見たり、何かしら創作活動の糧とさせていただきます。いつも本当にありがとうございます!!