９月１日の夜９時半、突然インターネットに繋がらなくなりました。自宅です。

ルーターが前から不安定で月に二回くらいこういうことが起きていました。電源プラグを抜いて、入れなおすと５分ほどで直るので、そうしたのですが、今回は何度やっても直らないのです。

２日午前９時半に、ルーターのメーカーに電話しました。やり取りの末に、ルーターの故障ではなくネット回線が途絶えているらしいと判明しました。

プロバイダーに問い合わせしたくても、どこと契約しているのかわからない。家族に訊いても「そんなの前に解約した」と言われるのでわからない。

頭にきました。

昨日（２日）夜、ＮＴＴに電話しました。自動音声であれこれ指示を出されるのに苛立ちながら、順に関門をくぐり抜けて、ようやく受理されました。折り返し電話をもらえるのです。

電話が鳴ったのは午後１１時半すぎ、それも駅をうろうろしているときでした。駅ならＪＲの WiFi が使えるので、アイパッドで検索して調べられると思って駅構内をうろうろしているときに、ジーンズのお尻ポケットがビリビリ振動しだしたのでスマホに電話きたーと気づいて、出ました。やり取りするうちに、ＮＴＴのほうでも私の家のネット回線が途切れているのが記録されていると言ってもらえました。６日（水）の午後に修理員が来てくださることになりました。これで私のいら立ちは多少治まってくれました。原因がほぼ特定できたのと同じなのと、後の作業をひとに委ねられる安堵からでした。

自転車で街の郊外をゆっくり回り、夜の空気で頭がリフレッシュされた後、家に戻りました。

そして回線のどこがおかしいのか、自分で探ってみようと思いました。

ルーターから何か黒い箱（ＮＴＴのマークがあります）にコードが伸びています。この箱からまた細いコードが伸びていって、家の玄関の真上にある風通しから外に抜けて、やがて電柱を駆け上がっていく…そんな風でした。

２０１８年に工事したもののようです。家族がもってきたよくわからない書類にはそうありました。電気コードの接続不良ということは、どこかがこすれてちぎれかけているのかなとふと思いました。指先でコードをすーっと滑らせていくと、いくつかの箇所でコード樹脂が肌荒れしている感触がありました。

それから黒い箱から家の外へのコードをつなぐ、小さな接続器がありました。これは変わった形のプラグを差し込む仕組みになっていました。

いじっているうちに、ルーターと黒の箱のそれぞれのランプ四つすべてが光りました。もしやと思ってパソコンからネットに入ってみたら…入れました。

おおすごいわれてんさい！と思ったら十分も経たずに再び接続が途絶えてしまいました。

そういうことが何度か繰り返されて、今は安定して接続できています。

かなりはしょって状況説明しましたが、だいたいはこんな感じです。

こうやって綴っていくと、たいしたことないように思えるでしょうが、私にとっては月着陸のロケットに乗っていたらいきなりヒューストンとの無線交信ができなくなってしまったような気分でした。

ロケットのコンピュータのみで地球に帰還しろって、そんなんできるかばかやろーという癇癪玉大爆発。この世のすべてを呪い、「しばらくすれば直るんじゃない」と限りなく近いことを言い放つ家族に腹を立てながら、自分なりに打つ手を探って手を打っていくにつれて、状況の把握と整理ができていって、やがて地球の管制塔との無線交信が再開された…と思ったらまた途切れて、しばらくしたらまた繋がって、また途切れて…そんな繰り返しを経て、いつのまにか安定しています無線通信。

どうなっているんでしょうね。

ＮＴＴの光回線を使っているのだからプロバイダーもＮＴＴ系列であるフレックス光だと思うのですが、それにしてはうちにはフレックスの書類はないのです。少なくとも家族は誰もそういうものを知らないのです。それでＮＴＴにはメールで問い合わせを送りました。いずれ何か言ってくるでしょう。

ＩＴ音痴だけれど、そうやって開き直り続けることも叶わなくなっています。家の者たちが全員逃げ腰なのが腹立たしい。ずっと昔に、ある場所で合気道の先生だという変なおっさんに言われた「お前、口だけ！」という罵りを、家の人間たちに浴びせかけたくなりました。

とにかく今はネット接続が安定してくれています。水曜午後に、いろいろ訊いてみるつもりです。

［追記］NTTの工事員さんが午後４時すぎに来てくださいました。50代半ばかそれ以上の男性で、一日中トラックであちこちまわっては炎天下で工事なさっていたのか、つんと汗臭いの。光回線の黒コードに異常はないということで、もうひとつのコードを長いものに取り換えてもらいました。黒コードを踏みつけないようにするために白コードのほうを延長してもらったのです。そして１２日朝現在まで異常なくネットに繋がっています。