鬼➡伝説上の存在。


昔々、ある家族に鬼と呼ばれる母親がいたとさ。

その母親は怒れば恐いこと恐いこと

鬼にソックリな事から現代でも家族から鬼と呼ばれている。


鬼の子供は保育園、小学校まで就寝は20:30までと言われ

夜中まで起きてるのが許されたのは12/31のみ。


ご飯をこぼすと怒鳴られ

とにかく機嫌1つで怒鳴られ怒られてきた。


そんな鬼は1人息子を立派に育てるためにと鬼を演じてきた

愛してるからこそ厳しく育てすぎた鬼

やがて子供は爪を噛むクセを覚え、その爪を机の端に隠すようになった


愛されてないと思う子供

愛しすぎて厳しく育てる方を選んだ鬼

それでも子供は学校で何があったのか友達や先生、部活の事を授業の事様々な事を鬼と共有した。

いじめられてるのさえ鬼に話してくれた。

体中に痣があるのもいち早く見つけた。


大学生3年生になった子供は未だに鬼に連絡してくれる


生まれてから毎日毎日、目を見て話して体もチェックして持ち物チェックしてきた鬼

どんなにウザがられようが負けない鬼

どんなに怒鳴られようが負けない鬼

生意気に口答えするなと鬼は言った

子供も負けずに言い返す

それでも鬼は負けず

あえて嫌な言い方をしてきた鬼

きっと外では良い子ちゃん

せめて鬼にはストレス発散してほしかった


覚悟

何でも最初が肝心

子供が寝ないというのも

子供が食べないというのも

子供は見てる

母親と父親の関係

母親に対する態度 

父親に対する態度

母親が父親を見下すと子供も必ず父親を見下す

父親の偉そうな態度も子供は見てる

母親の暗い顔も見てる

怒ってるというのも誰よりも察する

子供は違いに1番戸惑う

さっきまで笑ってたのにもう怒ってる

昨日はいいと言ったのに今日はダメ

子供は戸惑い、どうすればいいか分からなくなる


だから鬼は一貫として鬼を演じ続けた


カーテンコールもなかったので大学に入学が決まった日に鬼から人間に戻ったとさ。

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