占星術 これから風の時代。それは一体どんな時代?

2020年12月22日から占星術で大変化。

風の時代が始まる…と話題になりました。

地の時代が終わり、風の時代になる。

それは一体、具体的にはどのような変化なのでしょうか。
簡単に説明するのと木星と土星が星座の上で重なって見えるのをコンジャクションと呼ぶのですが今までの過去200年はそれが山羊座(勤労・連帯)でずっと起こっていました。しかし、2020年末からは水瓶座(個人•自由)で起こるようになるというものです。

そうなると、何がどう変わるのでしょうか?

前回、900年ほど前にも「地」から「風」へと変化した時代がありました。それと比較するとわかる気がしますので少し振り返ってみたいと思います。

前回の地の時代は平安時代の後期でした。

藤原一族の大きな政治支配に対して、皇族が権利の奪還を目指したいと考えた時期でした。この時には土地が大きなファクターになりました。白河上皇、鳥羽上皇といった「天皇ではない立場」を作った皇族が土地の寄付を集めて再び勢力を持ち返した時期。それがこの頃に当たります。地の時代らしい土地を中心とした展開です。

この後に源平合戦を経て、鎌倉時代になりますが、この辺りからが風の時代になります。室町時代の初期までです。

鎌倉時代の特徴は何でしょうか。

それは「精神的」であったということが挙げられます。
この時代は日本だけでなく世界的な資源不足の頃で、モノよりも精神(宗教etc)に人々の関心があった時期だとも言われます。

鎌倉時代の有名なエピソードは「いざ鎌倉」という忠誠心にまつわる物語だったりしますし、この時代にあった戦争には元寇があげられますが、フビライの軍隊を追い払った北条時宗は禅僧だったことで知られます。禅という精神的なバックボーンがそこにありました。風の時代は、土地や財産というものではない精神的なものや形のないものが中心になりやすいのです。

この風の時代に大陸を制覇したのはチンギスハーンですが、彼の軍隊は土地を捨てて逃げることで有名でした。騎馬民族ですから一箇所に定住して土地を手に入れて長年耕作するという発想がないのです。チンギスハーンは大陸を支配はしましたが土地にしがみついたわけではなかった。この蒙古民族・騎馬民族の活躍そのものが風の時代の特徴と言ってもいいでしょう。

これが約900年前の風の時代です。

翻って現代を見てみましょう。

1800年頃から始まった地の時代。それは江戸時代後期から明治維新を経て、いわゆる大型大量生産の時代、大型の戦争を経ていった時代でもありました。大規模な土地の取得とそこで行われる大規模生産が正義の時代でした。山羊座ならではの勤勉性、連帯性といったことが重視されました。

しかし、この大型化の時代の最期に変化が訪れます。インターネットの登場です。インターネットは大型化が正義だった、勤勉が重視された社会通念を覆しました。個人のファッションや個人のデザイン、個人の一意見が注目を浴びるような時代変化を呼び起こしたのです。

そして、人々はこのインターネット上での空間でコミニケーションを取るようになったのです。それを仮想空間と呼ぶか幻想的世界と呼ぶかはわかりませんがリアルの土地から離れていることは間違いないありません。

一箇所に定住することなく機動性の高さと広範囲へのアプローチで世界を制したチンギスハーン。彼が前回の風の時代の覇者だったように。今回の風の時代も柔軟な機動力や自由な精神性が物を言う時代になるかと思います。

というか、これはもうなってます。

改めてその風の時代の特色がこれから強くなっていくのだろうと思います。



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