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"家"について思うこと

家とは自分にとってどんな場所なのか。考えたことのある人はいるだろうか。そんなこと自分は考えたことがなかったような気がする。
まず私の想像する"家"とは一日の出発の場と帰る場である。外で頑張っている人がほとんどだと思う。頑張って笑顔を作ったり、人に合わせたり、気持ちを抑えたり…。家では自分らしくいたいはず。帰ってきて「ただいま」そう言ったら「おかえり」って。「おはよう」って言ったら「おはよう」って。家族みんなで笑顔の絶えない毎日を過ごせる場なんじゃないかって思うし、落ち着く場でもあるんじゃないかって。
でも実際私の家はどうだろう。決して好きな場所だとは思えない。「ただいま」って言っても何も返ってこない。ご飯はいつも1人。家族とはLINEでしかほとんど会話もしない。家族って言ってもままとお兄ちゃんしかいないけど。お兄ちゃんとはLINEすらもしない。温もりを感じれない。落ち着かない。汚い。掃除したいけど時間ないし、何しろ、虫が怖い。普通にたくさんいる。おかしいでしょ。私が施設に入る前までは綺麗だった。虫なんて1匹も家の中で見た事なかった。なのに今は…。夏になるとほんとに最悪。タバコ臭いし。引っ越したいよ…。お兄ちゃんとの部屋を区切っているのは薄い1枚の襖。お風呂入る時は脱衣場がないから家族の誰かがトイレ行ったりするとほんとに嫌だ。トイレとお風呂は隣だから。家族に思ったことを言えない。なんでも話せるのが家族っていうものなんじゃないかなって思ってたけど違うんかな。

大人になったら"家"という家にちゃんと住みたい。