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【USGS】地震情報の設定変更β1a:半径2500km以内・マグニチュード5.0以上・過去17か月、測定中心位置:小笠原・母島 [更新版: 2024/04/21, 23:59までのデータ]


【今回の主な変更点】
(1) データの取得半径について
 以前、半径2,000km以内のデータを収集していたが、これでは台湾地震のデータが取得できなかったので、取得範囲を拡げ半径2,500km以内とした。
(2) フィルターに東経情報を追加
 フォッサマグナミュージアムの東経137.5212以西で地震データを絞り込む。

⭐︎今回はUSGSのデータ取得設定を変更すると共に、フィルターを使った結果も追加。
 → データ取得設定を変更:半径2500km以内、震源深さの指定なし、
      マグニチュード5.0以上、過去17か月(2022/12 - 2024/04)
   [ただし、2024年04月は、2024/04/21, 23:59までのデータ]、
 → フィルターの設定内容:次の位置情報を用いて地震データを絞り込む。
   (a)母島の位置の北緯26.6394以北における地震活動。
   (b)フォッサマグナミュージアムがある位置の東経137.5212以西の地震活動。
⭐︎地震発生件数を年月毎に集計した。過去17か月では、346回の地震が発生し、最大マグニチュードは2024/01/01に発生した7.5。
⭐︎2024/01/01発生した能登半島地震、および、その余震により、2024年01月の合計は19回となった。
⭐︎2024年4月3日08時58分頃の台湾付近の地震があった2024年04月が、フォッサマグナミュージアム(東経137.5212)以西に限定したフィルター処理では、最も多く27回[この内の最大マグニチュードは7.4]。[ただし、取得データは2024/04/21,23:59時点]

【USGS】地球マークを選択[押下]すると、地震発生分布が表示される。
   震源深さの指定なし、マグニチュード5.0以上、過去14か月分を見ると、母島を中心に半径2,500kmの範囲では226回の地震が発生している。
   ダウンロードしたデータをアプリ「Numbers」のピボットテーブルを使って、発生年月別に件数をカウントした所、2023年10月が最も多く54回であった[この中での最大マグニチュードは6.1]。今回の測定期間、過去14か月分の最大マグニチュードは、2024/01/01に発生した7.5。
 
【USGSの設定内訳】
【基準の位置情報】小笠原・母島
アンナビーチ母島ユースホステル(Gest_House)近く
26.639385°N 142.157308°E
(26.6394, 142.1573)

この場所を中心に半径2,500kmの地震情報を取得する様に設定。その他の条件は次の通り。
・震源の深さ:設定なし
・マグニチュード:5.0以上
・地震情報の取得期間:20221201,00:00 - 20240421,23:59


【USGS】の設定を変更する場合は「ギアマーク」⚙を押して[選択して]、「検索の変更」(原文では「MODIFY SEARCH」)を押して[選択して]、該当部分を訂正する。訂正できたら、「検索」(原文では「SEARCH」)を押す。
※使用しているアプリ:「Chrome」(上記「原文では」とは翻訳機能OFFの場合)


https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/map/?extent=5.35352,119.79492&extent=49.83798,153.54492&range=search&baseLayer=terrain&settings=true&search=%7B%22name%22:%22Search%20Results%22,%22params%22:%7B%22starttime%22:%222022-12-01T00:00:01.152Z%22,%22endtime%22:%222024-04-21T23:59:59.152Z%22,%22latitude%22:26.6394,%22longitude%22:142.1573,%22maxradiuskm%22:2500,%22minmagnitude%22:5,%22orderby%22:%22time%22%7D%7D


【注意①】世界各地の標準時は協定世界時(UTC)を基準として定められており、日本標準時(JST)は、協定世界時より9時間進んでいます(東経135度分の時差)。このことから、日本標準時は「+0900(JST)」と表記されます。
※今回は、日本の(JST)に合わせるため、【USGS】の設定を(UTC+0900)とした。
【注意②】上記【USGS】の時刻設定を(UTC+0900)にしても、ダウンロードデータには適用されず、協定世界時(UTC)のままである。


【表計算アプリ「Numbers」のピボットテーブル設定】
① 【年月列の新設】ダウンロードした発生時刻の横に列を追加して新設。ダウンロードした発生時刻の列から、次の関数でセルB2には「年月」のみを生成し、B3以降の各セルにはコピペ。→タイトル行は「yyyy_mm」を入力。
・追加新設した列内のセル B2=MID($A2,1,4)&"_"&MID($A2,6,2)
② 【カウント列の新設】新設した各セルに値“1”を設定。→タイトル行は「N」を入力。
③ 上記①②と「マグニチュード」を含めて列選択し(他の列が含まれても良い。今回の場合、行はタイトル行も含む全部)、「列アクション」を選択し、さらに、「選択したセルのピボットテーブルを作成」を選択。
④「この表に値を追加するには、ピボットオプションを表示します。」と表示されたら、この「ピボットオプション」部分を選択。
⑤表示されている「フィールド」内の項目を以下の通りドラッグ&ドロップ。
・「yyyy_mm」(上記①) →「段組」(以前は「列」)
・「mag」(マグニチュード)→「行」[マグニチュードは下側に隠れてたりする。]
・「N」(上記②)→「値」
⑥右上に表示されている「✕」を選択[押下]。
ーーー以上でピボットテーブルの生成は完了ーーー

【ピボットテーブルを生成する元のテーブルの一部】


【生成されたピボットテーブル(1)】

上記ピボットテーブル(1)を見ると、この14か月の間で、発生年月別件数のカウント最頻値は、2023年10月が最も多く58回[この内の最大マグニチュードは6.1]。


【フィルター設定(a) 】母島(北緯26.6394)以北における地震活動だけに絞り込む「フィルター」を設定する。ピボットテーブル生成用のピボットオプションとフィルター設定(a)は次の通り。


上記ピボットテーブル(1)の生成後に、フィルター設定(a)「緯度(Latitude) 26.6394以上」の結果は次の【生成されたピボットテーブル(2)】となった。

【生成されたピボットテーブル(2)】

 母島(北緯26.6394)以北に限定したフィルター処理後のピボットテーブルを見ると、発生年月別件数のカウント最頻値は、2023年10月が最も多く48回[この内の最大マグニチュードは6.1]。
その次に多い年月は2024年01月の19回。




一方、上記のフィルターとは違うフィルターを、上記ピボットテーブル(1)の生成後に、【フィルター設定(b) 】フォッサマグナミュージアムの東経137.5212以西の地震活動だけに絞り込む「フィルター」を設定する。ピボットテーブル生成用のピボットオプションとフィルター設定(b)は次の通り。


フィルター設定(b)の「フォッサマグナミュージアムの東経137.5212以西」の結果は次の【生成されたピボットテーブル(3)】となった。

【生成されたピボットテーブル(3)】

 フォッサマグナミュージアム(東経137.5212以西に限定したフィルター処理後のピボットテーブルを見ると、発生年月別件数のカウント最頻値は、4月3日08時58分頃の台湾付近の地震があった2024年04月が最も多く27回[この内の最大マグニチュードは7.4]。
[ただし、取得データは2024/04/21,23:59時点]
その次に多い年月は能登半島地震があった2024年01月の16回[この内の最大マグニチュードは7.5]。

ー以上ー






【参考】
【リンク】「地震:【気象庁】地震情報一覧」
《注》次のデータにはマグニチュード5.0以下も表示されます。



【リンク】
フォッサマグナ
Wikipedia URL> https://ja.m.wikipedia.org/wiki/フォッサマグナ



【リンク】
「フォッサマグナミュージアム」
URL> https://fmm.geo-itoigawa.com




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