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【USGS】地震情報の設定変更α1a:半径5000km以内・マグニチュード:6.0以上・過去18か月、測定中心位置:小笠原・母島[更新版:2024/04/30,23:59までのデータ]


⭐︎今回はUSGSのデータ取得設定を変更すると共に、北半球に絞ったフィルターを使った結果も追加。
 → データ取得設定を変更:半径5000km以内、震源深さの指定なし、過去18か月(1年半)、
 → フィルター使用の結果:北半球だけに絞ったフィルター設定(a)の結果→【生成されたピボットテーブル(2)】

〜〜

・この1年半の地震発生件数の月別結果は次の通り。
 「この一年半を見ると、2023年12月と先月2024年04月が最も多く12回」
・北半球だけに絞ったフィルター処理後は次の通り。
 「この一年半を見ると、2023年12月と先月2024年04月が最も多く10回」

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【USGS】地球マークを選択[押下]すると、地震発生分布が表示される。
  震源深さの指定なし、マグニチュード6.0以上、過去1年半分を見ると、母島を中心に半径5,000kmでは89回の地震が発生している。
  ダウンロードしたデータをアプリ「Numbers」のピボットテーブルを使って、発生年月別に件数をカウントした所、この一年半を見ると、2023年12月と先月2024年04月が最も多く12回。

【USGSの設定内訳】
【基準の位置情報】小笠原・母島
アンナビーチ母島ユースホステル(Gest_House)近く
26.639385°N 142.157308°E
(26.6394, 142.1573)

この場所を中心に半径5,000kmの地震情報を取得する様に設定。その他の条件は次の通り。
・震源の深さ:設定なし
・マグニチュード:6.0以上
・地震情報の取得期間:20221101,00:00 - 20240430,23:59


【USGS】の設定を変更する場合は「ギアマーク」⚙を押して[選択して]、「検索の変更」(原文では「MODIFY SEARCH」)を押して[選択して]、該当部分を訂正する。訂正できたら、「検索」(原文では「SEARCH」)を押す。
※使用しているアプリ:「Chrome」(上記「原文では」とは翻訳機能OFFの場合)


https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/map/?extent=-25.79989,120.58594&extent=61.18562,188.08594&range=search&baseLayer=terrain&settings=true&search=%7B%22name%22:%22Search%20Results%22,%22params%22:%7B%22starttime%22:%222022-11-01T00:00:01.152Z%22,%22endtime%22:%222024-04-30T23:59:59.152Z%22,%22latitude%22:26.6394,%22longitude%22:142.1573,%22maxradiuskm%22:5000,%22minmagnitude%22:6,%22orderby%22:%22time%22%7D%7D

【注意①】世界各地の標準時は協定世界時(UTC)を基準として定められており、日本標準時(JST)は、協定世界時より9時間進んでいます(東経135度分の時差)。このことから、日本標準時は「+0900(JST)」と表記されます。
※今回は、日本の(JST)に合わせるため、【USGS】の設定を(UTC+0900)とした。

【注意②】上記【USGS】の時刻設定を(UTC+0900)にしても、ダウンロードデータには適用されず、協定世界時(UTC)のままである。


【表計算アプリ「Numbers」のピボットテーブル設定】
① 【年月列の新設】ダウンロードした発生時刻の横に列を追加して新設。ダウンロードした発生時刻の列から、次の関数でセルB2には「年月」のみを生成し、B3以降の各セルにはコピペ。→タイトル行は「yyyy_mm」を入力。
・追加新設した列内のセル B2=MID($A2,1,4)&"_"&MID($A2,6,2)
② 【カウント列の新設】新設した各セルに値“1”を設定。→タイトル行は「N」を入力。
③ 上記①②と「マグニチュード」を含めて列選択し(他の列が含まれても良い。今回の場合、行はタイトル行も含む全部)、「列アクション」を選択し、さらに、「選択したセルのピボットテーブルを作成」を選択。
④「この表に値を追加するには、ピボットオプションを表示します。」と表示されたら、この「ピボットオプション」部分を選択。
⑤表示されている「フィールド」内の項目を以下の通りドラッグ&ドロップ。
・「yyyy_mm」(上記①) →「列」
・「mag」(マグニチュード)→「行」[マグニチュードは下側に隠れてたりする。]
・「N」(上記②)→「値」
⑥右上に表示されている「✕」を選択[押下]。
ーーー以上でピボットテーブルの生成は完了ーーー
【ピボットテーブルを生成する元のテーブルの一部】


【生成されたピボットテーブル(1)】

上記ピボットテーブルを見ると、発生年月別に件数をカウントした所、月別件数の最大値は2023年12月と先月2024年04月の12回。2023年12月の最大マグニチュードは7.6。2024年04月の最大マグニチュードは7.4。




【フィルター設定a 】北半球における地震活動だけに絞り込む「フィルター」設定
上記ピボットテーブル生成後に、「緯度(Latitude)ゼロ以上」のフィルター設定した結果は次の【生成されたピボットテーブル(2)】となった。
 フィルター処理後のピボットテーブルを見ると、上記ピボットテーブルを見ると、発生年月別に件数をカウントした所、月別件数の最大値は2023年12月と先月2024年04月の10回。2023年12月の最大マグニチュードは7.6。2024年04月の最大マグニチュードは7.4。

【生成されたピボットテーブル(2)】

北半球における地震活動だけに絞り込む「フィルター」設定後の値


【フィルター設定】緯度(Latitude)ゼロ以上

上記ピボットテーブル(2)の生成用ピボットオプションとフィルター設定(a)


ー 以上 ー





【参考】
【リンク】「地震:【気象庁】主な地震の発震機構解(速報値), 初動発震機構解」


ー 以下 ー【モーメント・マグニチュードとは】

モーメント・マグニチュード
(Moment magnitude scale, Mw)

Wikipedia URL> https://ja.m.wikipedia.org/wiki/モーメント・マグニチュード


 モーメント・マグニチュード(英: Moment magnitude scale, Mw[注 1])は、中規模以上の地震においてエネルギー量を表す指標値(マグニチュード)である。モーメント・マグニチュードで計測した指標値はマグニチュード(記号:M)で示されているが、他のマグニチュード計測法の指標値と区別するため、モーメント・マグニチュード(記号:Mw)と明示されることが多い。
 モーメント・マグニチュードは1930年代に定義されたローカル・マグニチュード(リヒター・スケール)の計測値を基準にして開発されている。コンセプトと計算式は異なるが、同規模の地震のマグニチュードを計測した場合、いずれもほぼ同等の計測値が得られるよう設計されている。適切な条件の基では、ローカル・マグニチュードと同様に、モーメント・マグニチュードは対数スケールの特性に従って、値の増加は放出されるエネルギー量の約32倍の増加に対応する。これによりモーメント・マグニチュード7の地震は、マグニチュード6の約32倍、マグニチュード5のちょうど1,000倍のエネルギーを放出する。ここで、マグニチュードが2あがると約1000倍、と示す人がいるが、マグニチュードが1上がる場合の約32倍というのは√1000倍のことなので、マグニチュードが2あがるとちょうど1000倍になるのである。
モーメント・マグニチュードは断層面の剛性率・断層面積の合計・断層全体の変位量の平均の積である地震モーメントから算出される。地震モーメントが弱い地震では正しく計測できないため、モーメント・マグニチュードはマグニチュード3以下の弱い地震では適切なマグニチュード値を計測することができない。

【歴史】
地震のエネルギー量増加において、モーメント・マグニチュードは増加を継続するが、ローカル・マグニチュードなどは収束する傾向がある。
1960年代、ローカル・マグニチュードおよび表面波マグニチュードが地震のエネルギー量を表すマグニチュードの計測法として使われていた。しかし、1,000キロメートルを越えて影響を発生させるような巨大地震の規模を計測するには不適切だった。

1979年、トーマス・ハンクスと金森博雄は両者の観点を合成して、地震モーメントを用いて新しいマグニチュードの計測法であるモーメント・マグニチュードを定義した。モーメント・マグニチュードは地震モーメントの特性に従って地震の規模の巨大さに依らず計測可能であるため、表面波マグニチュードで正確に計測できないマグニチュード4を越える中規模以上の地震のマグニチュードを的確に計測可能であった。1970年代中程から、ハーバード大学のアダム・ジウォンスキー(英語版)は世界中の地震を対象にセントロイド・モーメント・テンソル解の一覧の作成を始めており、これに併せて地震モーメントは広く紹介され、多数の地震がモーメント・マグニチュードで計測された。
 マグニチュードの国際基準は規程されていないが、モーメント・マグニチュードがデファクトスタンダードとして扱われており、アメリカ地質調査所は2002年以降、主要な地震についてモーメント・マグニチュードを使って地震の規模を報告している。日本の気象庁は2003年にモーメント・マグニチュードを基準にして、気象庁マグニチュード(Mj)の計測法の見直しを実施している。


 [注 1] 略称標記のwはwork(仕事)の頭文字を意味する。

[Wikipediaより抜粋]モーメント・マグニチュード

ー 以上 ー【モーメント・マグニチュードとは】

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